究極のハードディスクデータ整理術!

掲載日時:2010.04.16 22:00  

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100414disassembled-hard-drive.jpg
Photo by gary j wood


ひとむかしに比べると信じがたいほどお手頃価格になってきたハードドライブ容量ですが、パーキンソンの法則に基づいて、いや、もしかしたらそれ以上に速いスピードでなぜか増え続ける捨てられないデータ。今回は部屋の掃除同様、なかなか進まないハードドライブの効果的な掃除方法をご紹介しちゃいます。

ギガバイト単位でのデータ削除によるハードドライブ容量の確保が目的の方も、ハードドライブをクリーンに保つことが目的の方も興味のある方はぜひ最後まで読んでみて下さい!

今回は、

  • データを占拠しているファイルを見つける方法

  • ファイルシステムの奥深くで眠り続ける不要なファイルの削除方法

  • データの整理整頓に役立つTips
などを一挙に紹介してみたいと思います。今回はWindowsでの作業をメインに話を薦めていきますが、同様のことがMacでも可能な場合、その方法も補足していきますので、Macユーザの方もぜひ目を通してみて下さい!  

■大きなファイルを発見し、削除する方法

ライフハッカーではこれまでに数多くハードドライブ解析ツールなど紹介してきました。今のところ、最近紹介した『Disk Space Fan』あたりが最も便利なツールではないかと思います。

なので、まずこのツールから作業を開始し、次に『WinDirStat』(Macユーザの方は『Disk Inventory X』または『GrandPerspective』あたりをチェックしてみて下さい)。

『Disk Space Fan』でドライブ解析: まず手始めに『Disk Space Fan』をダウンロードします。『Disk Space Fan』を最初に起動するとシステム上にあるドライブが単純に表示されるのでサイドバーにあるディスクをクリックし、パイチャートフォームで表示されるそれぞれのディスクの使用状況をチェックします。


100414disk-space-fan-1.jpg


パイチャートを確認し、掃除したいドライブを選んだらScan for Detailsボタンをクリックしいます。アプリがハードドライブをスキャンし素早く解析してくれます。スキャン終了後には下記のような図が表示されます。:


100414dsf-2.jpg


これによって表示されているのは、フォルダ単位で見た時のハードドライブ使用状況を図で表したもの。グラフィックの中央に表示されている数値が、ハードドライブ、真ん中から突き出している部分が、それぞれのフォルダのデータ量を示しています(例えば、Disk Space Fanが最初のスキャンを終えた状態では真ん中がC:\ドライブ)。

そこから直に突き出している部分がC:\Windowsのサイズなどとなっています。真ん中の円から遠ざかるにつれて、ファイルシステムの階層のより深い部分にあるデータの解析内容が表示されます。階層を掘り下げていくとC:\Windows\System32\DriverStoreのファイルシステムなどの内容が見えるように。


100414dsf-3.jpg


マウスオーバーすると、それぞれの弧がハードドライブの何を意味するのかが表示されます。どのファイルやフォルダなのかだけでなく、ハードドライブ上で殿程度の容量を占拠しているのかも一目で分かります

弧をクリックするとフォルダ単位に掘り下げていく行くことも可能。掘り下げていくとまた新たなグラフィックが表示され、クリックしたフォルダが中心に表示され、その中にあるサブフォルダがその周辺に表示されます。


100414delete-file.jpg


このファンシーな画面からハードドライブの掃除は実際どうやってやるのか、という問題ですが、実はこれもかなり簡単。弧が大きければ大きいほど、占拠されているディスク容量が大きいわけです。大きな弧を掘り下げていくと大容量のファイルに辿り着きます。アプリケーションからファイルやフォルダを右クリックするとビュー、またはその中身をブラウズ、プロパティを表示、削除などが出来ます。


『WinDirStat』でハードドライブ内の場所取り虫を発見:見映えで考えると『Disk Space Fan』のほうにどうしても分配は上がりそうですが、クラシックオープンソースツールである『WinDirStat』だって機能性では負けてはいません。

『Disk Space Fan』で掘り下げていった後、ちょっとレンズを変えてドライブを検査しておきたいという場合、『WinDirStat』をダウンロードし、解析したいドライブを指定しOKをクリック。ドライブの解析が終わると下記のような画面が表示されます。 :


100414windirstat.jpg
※クリックで拡大

これもまた、ドライブ上にあるファイルやフォルダを見える化したものなのですが、『Dis Space Fan』とはちょっと異なった手法になっています。『WinDirStat』はドライブにある全てのファイル/フォルダをサイズごとに表示させるので、一番大きな四角を簡単に見つけることが出来、そこから調査を開始することが出来ます(長方形の大きさが大きいほどドライブ上のファイル容量が大きいという意味になります)。

クリックして内容を確認、またはエクスプローラで開きたいファイルを右クリックしExplorer Hereを選択し、エクスプローラから確認後、削除なども可能です。『WinDirStat』は標準的なファイル形式を色分けして表示してくれるので、例えば動画やmp3ファイルなどは一目で分かるようになっています。ファイルタイプパネルからファイルの種類をクリックするとそれらのファイルがドライブ上のどこにあっても該当するファイルタイプをハイライト表示させることも出来ます(下記参照)。


100414mp3s.jpg
※クリックで拡大



不要な長物を削除

共通ファイル、大小のファイルは上記のやり方で見つけることが出来ますが、ちりが積もって山になった系のファイルの場合、恐らく大抵の人のパソコンに既に入っているであろう『CCleaner』(この最初のCはCrap(ゴミ)のCだそうです)が効果テキメンです。『CCleaner』はWindowsで不要なファイルが溜まりやすい箇所(IE、Windowsエクスプローラ、一時ファイル、など)や通常のアプリ(FirefoxやChromeなど)を検索し、必要とされていないファイルで削除しても良さそうなものを発見、削除してくれます。なのでまだパソコンに入れていない方はダウンロード、インストールして下さい(インストールの際にYahooツールバーをインストールするかどうかを聞いてくるので、そのチェックボックスからチェックを外しておくことをお忘れなく)。

初めて起動させる場合、『CCleaner』がどこを検索するのかを確認しておいて下さい。あまり『CCleaner』にいじって欲しくないものがあれば、そのチェックボックスからチェックを外しておいて下さい。その作業が終わったらAnalyzeボタンをクリックして早速実行開始!


100414analysis1.jpg
※クリックで拡大


『CCleaner』は、現状の設定から削除出来るファイルを分析し、どのくらいの容量がそれによって使用可能になるか、それぞれの場所でどのくらいのサイズが削除出来るのかを教えてくれます。その結果に対して特に異議がない場合、Run CleanerボタンをクリックするとCCleanerがファイルを削除してくれます(これらのファイルの削除は元に戻すことが出来ないので注意して下さい!)。

CCleaner』には定期的な解析をスケジュールする、という機能が搭載されていないので、毎回手動で起動する必要があります。過去にHow-To GeekがCCleanerをスケジュール設定で定期的に起動する方法(英語)の記事を書いてくれていますので、スケジュール設定しておきたいかたはそちらの記事を参考にしてみて下さい!

ダウンロードフォルダを自動的に空に

一時的に必要なファイルなどであっという間にすぐにいっぱいになってしまうフォルダを一つ上げるとするとそれは間違いなくダウンロードフォルダではないでしょうか? 

その後も必要なものであればインストールしたり、他のもっと適切なフォルダへ移動されているはずなので、例えば2週間の間、ダウンロードフォルダに放置されているファイルはゴミ箱送りにしてもほとんどの場合支障はないはずです。


100414recycle_old_stuff.jpg

先週、デスクトップ、ダウンロードフォルダなどを自動的に掃除し整理整頓する秘訣!の記事でも紹介しましたが、Windowsであれば『Belvedere』を、Macであれば『Hazel』を使って、ある特定の場所にあるフォルダを整理することは可能です。自動化やデスクトップ整理に本気で取り組みたいと思っている方であれば、これらのツールをかなり効果的に使うことが可能です。

ハードドライブをきれいに保ちつつ、容量を確保させたい方であれば、ダウンロードフォルダのみを対象とするのが妥当かもしれません。Belvedereルールを作成し、ダウンロードフォルダにあるファイルをX週間後にゴミ箱へ送る、という方法はフォルダをきれいに保ち、ハードドライブの容量を確保するには便利な方法ではないかと思います。詳しいやり方は上記の記事を参照して下さい。

システムトレイアプリをずっとは実行していたくない、というのであれば

-r <integer>

と、コマンドラインスイッチを使って『Belvedere』を定期的に実行させることも可能です(前述の『CCleaner』と同じ感じです)。

バックグラウンドで静かに『Belvedere』を実行したい、というのであれば、

%programfiles%\Belvedere\Belvedere.exe -r 1

のようなコマンドをWindowsスケジュールタスクとしてスケジュールして見て下さい。この手のルールを設定すると『Belvedere』はスケジュールに従って一度実行され、ダウンロードフォルダにある古くなったファイルをゴミ箱へ送り、終了します。

新規ハードドライブのインストール

実際のところ、削除しても問題のないシステムファイルを探し出すことに丸一日費やしてみたり、何をハードドライブに残すべきかについて色々と考えを巡らせてみたり、としてみたところで、ハードドライブの容量がどうにも足りない、という場合にはハードドライブ容量を追加するしかない、という場合も十分に想定できます。


100414install-hd.jpg


確かに資金の必要な戦略ではありますが、近頃ハードドライブもかなり安価になってきているので、全てのファイルをチェックして要/不要を決めるよりも、ハードドライブを新たに購入するほうが自分の人件費諸々を考慮しても安く、かつ楽かも知れません。最近ではTB単位のハードドライブも出回っていますし、新規ハードドライブをインストールするのは実はそれほど難しくありません。

さて、どうしますか?

ここまで効率が良いと思われるディスククリーニング方法をあれこれと紹介してきましたが、もっと良いやり方がある、という方はぜひそのやり方をコメントで教えて下さい!


Adam Pash (原文/まいるす・ゑびす)
 

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掲載日時:2010.04.16 22:00  

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