昨日福島市信夫山に開設予定の福島更生自立支援センターの問題点についてコメントしましたが、その件に関し推進派の方とさっそく懇談する機会が今朝方ありました。
その方は福島市更生保護婦人会の会長なども務めており、私などよりも更生保護に携わっている方です。
推進派の方は、反対派の人たちは地域エゴで反対なんだから、あまり表に出ないように。と私に圧力をかけてきたのですが、法務省よりの公式文書を見せ、なぜ私が反対の立場を取らざるを得ないか説明しても、あなたには更生保護の意義が理解できないようですね。と言ってそこで懇談は終結しました。
マスコミの方に私が何故反対の立場に立ったのか、意見表明をする機会が2度ほどありましたが、その中で、私は法務省が住民に対し説明責任を果たさなかった事、賛成派、反対派にそれぞれ誤魔化しを行った事、さらには法務大臣等が住民の理解を得るまでは強行開所は行わないように指示しているにも関わらず、住民の気持ちを無視し開所に踏み切ろうとしている事に反対である旨説明させていただきました。
法務省がおこなった説明責任の放棄とは、周辺住民の内わずか10名程度の方にしか説明を行わなかった。さらには周辺地域12町会の内、わずか2町会にしか回覧の要請をしなかったことです。多くの地域住民は法務省が更生自立支援センターを建設することすら知らない状況にありました。にもかかわらず法務省は、住民に対し十分な説明を行い理解も得たと、更生保護関係者には報告を行い、その後反対する住民がいても、更生保護の意義を理解しない地域住民が一部いるとの説明を行い、その説明を更生保護関係者は100パーセント信用している状況にあり、関係者の方々は現在でもその発言を信じています。
更生保護、特に保護司を務めている方々は、熱意を持って更生保護に携わっており、犯罪者の更生に情熱をかたむけています。私はその保護司の方に対して、うその報告を臆面もなくしている事じたい、犯罪者の更生を担当する国の機関がおこなうにはあるまじき行為であると、嫌悪感を抱きます。
本年一月には反対する地域住民が公開質問状と言う形で法務省に対し幾つか質問した中でも、「住民と対等の立場に立って誠意を持って事に当たったと言えるのか?」という質問に対し、法務省の公式の回答として、「私どもの対応において至らない点があり、ご指摘のようなご不信を抱かれた事については重く受けとめております。」と法務省側に過ちがあったことを認めています。ところが、その事についても更生保護に関係している方々には、質問状と回答の内容については一切の説明もなく、「地域の方にはまだ理解していただけないようですね。」との発言に終始していました。住民に対しては、自分たちに非があると認めながら、関係者に対しては全く逆な事を言う。まさに欺瞞としか言いようのないおこないです。
私も更生保護に携わってきた者であり、更生保護の意義は十分に理解できます。至道会の評議員もしてきており、地元森合小と指呼お間にありながら、事件の起きた事がないこともしっております。しかし、更生保護の必要性という正義を振りかざし、その場その場の適当な事を住民に対し説明し、賛成派と反対派を作りあげ、住民の間に不信感を醸成したそのやり口は到底容認できないものです。行政は大きな権力を持っているのですからその権力を行使するとき、理想としては一片の偽りもあってはならないはずです。現実社会であり、それを行使する方々も人間ですから、理想通りに行かないことは当然の事ですが、今回の経緯はその範疇をおおきく超えているのは明白です。
さて、法務省は本年1月の回答の中で「地域住民の方々に対し、話し合いを続けさせていただく事で、かならずや信頼関係は築くことができると考えております。今後も、地域の方々のお立場をよく理解して、誠意ある対応につとめてまいりたいと考えます。」と回答し、質問に対する回答の結びとしています。先には、法務大臣が「ごり押しで開所はしない。」と表明しておりましたが、法務省側が誠意ある対応に努めるのは当然の事です。そのご、本当に誠意ある対応に努めたのでしょうか??信頼関係を築くことができたのでしょうか??
法務省側も更生保護の意義について理解を求める地道な活動を行い、若干は賛同してくれる方々も増えてまいりました。それは事実です。これから3年、4年かけ説明会を開き、戸別訪問を行い、理解を促進する活動を続けていけば、地域の方々もその必要性を認め、円満開所に向かっていったことだと私は思います。ところが彼らのしたことは、ごく一部の賛同者ができた事を嚆矢として、「一部反対する方もおりますが、賛同している方が増えています。」として、開所に踏み切ることを宣言してしまいました。私は開所宣言を行う以前にたまたま意見交換をしたときに、賛成する方はどのくらいいるのか、賛成者の同意を取っているのか、開所宣言とは別に、保護観察所長にお伺いした事がありました。その時の回答は、「わかりません。」の一言でした。たとえ話で恐縮ですが、個別案件の道路を作るときでさえ、同意書はとります。それなのに、より社会的意義や影響の大きい今回の件に関し、賛成者の実数も把握せず、同意も取らず、あまつさえ裏では7割以上の方が反対していると認識しているにも関わらず、ごくごく一部に賛同する方が出たからと、「一部反対する方もおりますが、賛同している方が増えています。」として開所に踏み切るのは、地域をバカにした行政の欺瞞、怠慢にほかなりません。
私は開所宣言の内容についても問題点が多数あると感じています。それは処遇の内容ではなく、地域住民との触れ合いに関してです。
福島更生自立支援センターの建設開所が住民に知られるようになってから、法務省と地域の方々と様々な協議がおこなわれてきました。大変多数の方が幾度も開かれた説明会や協議に参加されました。その方々と法務省との対話の中で、法務省側は様々な約束事を地域住民に対ししてきたわけですが、会見の中では開所一年経過した後に見直しをかけていく旨の発言をされました。地域の方々には誠意ある対応をしていきます。今後も説明を続けますと回答していながら、舌の根も乾かないうちに、開所に踏み切り、あまつさえ今までの協議をすべて否定し、約束を反故にする内容の会見を行うという暴挙に踏み切ったわけです。この行いは地域との対話を否定し、地域住民の気持ちを裏切る行為であり、信用信頼を損なう結果となりました。私自身大変残念な思いであります。
多分、出来てしまえば諦めもつくだろうからそろそろ引導を渡しましょうか、程度の気持ちもあったのだろうと思います。何度も繰り返しますが、嘘の上塗りを繰り返し行い、建設から開所に至るまで嘘だらけの行政の行いはあってはならないものであり、これを容認するようでは地域との協働の精神は崩壊し、行政に対する信用信頼は失墜し、更生保護が理想とする社会内処遇も絵に描いた餅になってしまいます。私はそのような不幸な結末を迎えることはどうしても避けたいと思い、不明をわびながら反対活動を行っています。
法務省は大きな罪を犯しています。
更生保護に携わる方々に嘘をつき、さも反対する方々に非がある物言いを公然としていること。
地域の方がたにも嘘をつき、しかも反省することなく、嘘の上塗りを繰り返し、地域住民を騙し、開所しようとしていること。
一番の問題点は法務省がやるべきことをせず、反省もせず、反対する方々に非があるように仕向けていることです。これ以上の罪があるでしょうか??
一番反省しなければならないのは法務省であり、更生保護の意義そのものを貶めているのは法務省である事を認識してもらいたいと思います。
本当は更生保護の在り方について自分なりのコメントを書き込もうと思っていたのですが、圧力があったものですから、なぜ反対しなければならないのか、昨日の焼き増しではありますが、再度書き込みました。
昨日に引き続き拝読していただいた方には申し訳なく思います。
その方は福島市更生保護婦人会の会長なども務めており、私などよりも更生保護に携わっている方です。
推進派の方は、反対派の人たちは地域エゴで反対なんだから、あまり表に出ないように。と私に圧力をかけてきたのですが、法務省よりの公式文書を見せ、なぜ私が反対の立場を取らざるを得ないか説明しても、あなたには更生保護の意義が理解できないようですね。と言ってそこで懇談は終結しました。
マスコミの方に私が何故反対の立場に立ったのか、意見表明をする機会が2度ほどありましたが、その中で、私は法務省が住民に対し説明責任を果たさなかった事、賛成派、反対派にそれぞれ誤魔化しを行った事、さらには法務大臣等が住民の理解を得るまでは強行開所は行わないように指示しているにも関わらず、住民の気持ちを無視し開所に踏み切ろうとしている事に反対である旨説明させていただきました。
法務省がおこなった説明責任の放棄とは、周辺住民の内わずか10名程度の方にしか説明を行わなかった。さらには周辺地域12町会の内、わずか2町会にしか回覧の要請をしなかったことです。多くの地域住民は法務省が更生自立支援センターを建設することすら知らない状況にありました。にもかかわらず法務省は、住民に対し十分な説明を行い理解も得たと、更生保護関係者には報告を行い、その後反対する住民がいても、更生保護の意義を理解しない地域住民が一部いるとの説明を行い、その説明を更生保護関係者は100パーセント信用している状況にあり、関係者の方々は現在でもその発言を信じています。
更生保護、特に保護司を務めている方々は、熱意を持って更生保護に携わっており、犯罪者の更生に情熱をかたむけています。私はその保護司の方に対して、うその報告を臆面もなくしている事じたい、犯罪者の更生を担当する国の機関がおこなうにはあるまじき行為であると、嫌悪感を抱きます。
本年一月には反対する地域住民が公開質問状と言う形で法務省に対し幾つか質問した中でも、「住民と対等の立場に立って誠意を持って事に当たったと言えるのか?」という質問に対し、法務省の公式の回答として、「私どもの対応において至らない点があり、ご指摘のようなご不信を抱かれた事については重く受けとめております。」と法務省側に過ちがあったことを認めています。ところが、その事についても更生保護に関係している方々には、質問状と回答の内容については一切の説明もなく、「地域の方にはまだ理解していただけないようですね。」との発言に終始していました。住民に対しては、自分たちに非があると認めながら、関係者に対しては全く逆な事を言う。まさに欺瞞としか言いようのないおこないです。
私も更生保護に携わってきた者であり、更生保護の意義は十分に理解できます。至道会の評議員もしてきており、地元森合小と指呼お間にありながら、事件の起きた事がないこともしっております。しかし、更生保護の必要性という正義を振りかざし、その場その場の適当な事を住民に対し説明し、賛成派と反対派を作りあげ、住民の間に不信感を醸成したそのやり口は到底容認できないものです。行政は大きな権力を持っているのですからその権力を行使するとき、理想としては一片の偽りもあってはならないはずです。現実社会であり、それを行使する方々も人間ですから、理想通りに行かないことは当然の事ですが、今回の経緯はその範疇をおおきく超えているのは明白です。
さて、法務省は本年1月の回答の中で「地域住民の方々に対し、話し合いを続けさせていただく事で、かならずや信頼関係は築くことができると考えております。今後も、地域の方々のお立場をよく理解して、誠意ある対応につとめてまいりたいと考えます。」と回答し、質問に対する回答の結びとしています。先には、法務大臣が「ごり押しで開所はしない。」と表明しておりましたが、法務省側が誠意ある対応に努めるのは当然の事です。そのご、本当に誠意ある対応に努めたのでしょうか??信頼関係を築くことができたのでしょうか??
法務省側も更生保護の意義について理解を求める地道な活動を行い、若干は賛同してくれる方々も増えてまいりました。それは事実です。これから3年、4年かけ説明会を開き、戸別訪問を行い、理解を促進する活動を続けていけば、地域の方々もその必要性を認め、円満開所に向かっていったことだと私は思います。ところが彼らのしたことは、ごく一部の賛同者ができた事を嚆矢として、「一部反対する方もおりますが、賛同している方が増えています。」として、開所に踏み切ることを宣言してしまいました。私は開所宣言を行う以前にたまたま意見交換をしたときに、賛成する方はどのくらいいるのか、賛成者の同意を取っているのか、開所宣言とは別に、保護観察所長にお伺いした事がありました。その時の回答は、「わかりません。」の一言でした。たとえ話で恐縮ですが、個別案件の道路を作るときでさえ、同意書はとります。それなのに、より社会的意義や影響の大きい今回の件に関し、賛成者の実数も把握せず、同意も取らず、あまつさえ裏では7割以上の方が反対していると認識しているにも関わらず、ごくごく一部に賛同する方が出たからと、「一部反対する方もおりますが、賛同している方が増えています。」として開所に踏み切るのは、地域をバカにした行政の欺瞞、怠慢にほかなりません。
私は開所宣言の内容についても問題点が多数あると感じています。それは処遇の内容ではなく、地域住民との触れ合いに関してです。
福島更生自立支援センターの建設開所が住民に知られるようになってから、法務省と地域の方々と様々な協議がおこなわれてきました。大変多数の方が幾度も開かれた説明会や協議に参加されました。その方々と法務省との対話の中で、法務省側は様々な約束事を地域住民に対ししてきたわけですが、会見の中では開所一年経過した後に見直しをかけていく旨の発言をされました。地域の方々には誠意ある対応をしていきます。今後も説明を続けますと回答していながら、舌の根も乾かないうちに、開所に踏み切り、あまつさえ今までの協議をすべて否定し、約束を反故にする内容の会見を行うという暴挙に踏み切ったわけです。この行いは地域との対話を否定し、地域住民の気持ちを裏切る行為であり、信用信頼を損なう結果となりました。私自身大変残念な思いであります。
多分、出来てしまえば諦めもつくだろうからそろそろ引導を渡しましょうか、程度の気持ちもあったのだろうと思います。何度も繰り返しますが、嘘の上塗りを繰り返し行い、建設から開所に至るまで嘘だらけの行政の行いはあってはならないものであり、これを容認するようでは地域との協働の精神は崩壊し、行政に対する信用信頼は失墜し、更生保護が理想とする社会内処遇も絵に描いた餅になってしまいます。私はそのような不幸な結末を迎えることはどうしても避けたいと思い、不明をわびながら反対活動を行っています。
法務省は大きな罪を犯しています。
更生保護に携わる方々に嘘をつき、さも反対する方々に非がある物言いを公然としていること。
地域の方がたにも嘘をつき、しかも反省することなく、嘘の上塗りを繰り返し、地域住民を騙し、開所しようとしていること。
一番の問題点は法務省がやるべきことをせず、反省もせず、反対する方々に非があるように仕向けていることです。これ以上の罪があるでしょうか??
一番反省しなければならないのは法務省であり、更生保護の意義そのものを貶めているのは法務省である事を認識してもらいたいと思います。
本当は更生保護の在り方について自分なりのコメントを書き込もうと思っていたのですが、圧力があったものですから、なぜ反対しなければならないのか、昨日の焼き増しではありますが、再度書き込みました。
昨日に引き続き拝読していただいた方には申し訳なく思います。