高さ制限を示す鉄製バーに衝突したコンテナ=21日午前9時33分、大阪市天王寺区、矢木隆晴撮影
21日午前6時10分ごろ、大阪市天王寺区生玉町の谷町筋で、運送会社「近畿木材運輸」(同市住之江区)の大型トレーラーのコンテナが、アンダーパス手前の高さ制限を示す鉄製のバーに衝突。バーを支えるコンクリートブロックが破損し、後続の会社員男性(29)=同市阿倍野区=の乗用車のフロントガラスを突き破り、男性が頭の骨を折る重傷を負った。府警はトレーラーの運転手を自動車運転過失致傷容疑で調べている。
天王寺署によると、運転手は「通れると思った」と話しているという。鉄製のバーは高さ3.8メートルで、トレーラーのコンテナは高さ4メートルあったという。
現場近くに住む男性(67)は、ドーンという大きな音を2回聞いた。戸外に出ると、トラックがバーを引っかけたまま止まっていたという。「2年前に引っ越してきたが、同様の事故は2回見た。去年、バーを作り直したばかりだったのに」と話していた。