ネットプレイ(ネット対戦)機能

ZSNESは、最も安定したネットプレイ機能(ネット対戦機能)を持つSNESエミュレータです。ここでは、このネットプレイ機能の解説を行います。

始めに

ZSNESは現在ネットプレイ機能をサポートしていません。また、ZSNES v1.42のネットプレイ機能は不安定です。 ネットプレイ機能を使う時は、以下のいずれかを使用して下さい。

ZSNES v1.36
これで特に問題ありません。ただし、セーブデータ(srmファイル)を使う時(後述)は、v1.337を使用して下さい。 ダウンロードは公式サイトから
ZSNES v1.337
ネットプレイ機能の安定性自体は、v1.36とほとんど変わりません。ただし、セーブデータを 使う時、v1.36ではセーブデータを読み込む際に、フリーズすることがありますので、こちらを使用して下さい。 ダウンロードは公式サイトから
ZSNES Enhanced Netplay Edition
ネットプレイが一番安定していたときのZSNES WIPを改良したものです。 ダウンロードはNSRTから

注意

準備

UDP接続とTCP接続、ポート開放について

ZSNESのネットプレイでは、UDP接続とTCP接続を使用することができます。UDP接続の方が、高速で快適なネットプレイを楽しむことができます。 TCP接続は遅いのですが、ネットプレイ前の準備が簡単になることが多いです(これの理由は、すぐ後を読めばわかります)。
どちらの接続も、ルータやファイアウォールを使っている人は、ポートの開放作業が必要になる可能性があります。ポート開放を行う時、UDP接続を 使用するなら、UDPの7845番のポートを開放します。TCP接続を使用するなら、TCPの7845番のポートを開放します。
以下に、ありうるパターンと、そのパターンにおけるポート開放の必要性を示したので、ポート開放を行う前に読んで下さい

注意してほしいのは、TCP接続でも、ファイアウォールが通信をブロックする可能性が(わずかですが)あることです。一応、ファイアウォールのポート開放作業はしておきましょう。
双方ともルータやファイアウォールを使っているのに、 ポート開放作業がどちらの側もできない時は、Snes9kを使用して下さい。

その他の準備

手順

  1. あらかじめ、どちらがサーバーになるかクライアントになるかを決めて下さい。どちらを選んでも 不利になることはありません。
    ルータやファイアウォールを使っていて、なおかつポート開放作業をしていない人は、クライアント側にしかなれません。
  2. サーバーになる側は、自分のグローバルIPアドレスを確認くんなどで 調べ、それを相手に教えて下さい。確認くんでは、「現在接続している場所(現IP)」の項目に表示されます。
  3. 「NETPLAY」メニューの「INTERNET」をクリックして下さい。

    NETPLAYメニュー

    次のようなウィンドウが表示されます。

    接続ウィンドウ

  4. 「NICKNAME」の欄に、自分のニックネームを入力して下さい。
    UDP接続を使用する時は、双方とも「ALLOW UDP CONNECTION」のチェックを外さないで下さい。逆に、TCP接続を使用する 時は、双方ともチェックを外して下さい。
  5. サーバー側は、「START AS SERVER」をクリックして待機していて下さい。
  6. クライアント側は、「IP:」の欄に教えてもらったIPアドレスを入力し、(サーバー側が「START AS SERVER」をクリックして待機を始めてから) 「CONNECT TO SERVER」をクリックして下さい。
  7. 接続に成功すると、チャットウィンドウが立ち上がります。

    チャットウィンドウの各部の解説:

    細い欄
    チャットに使用します。チャットはウィンドウ上部の大きな欄に表示されます。
    PLAYER SELECT:
    最初にチェックがつけられたプレイヤーの操作は、自分側の「INPUT #1」の設定で 行います。次にチェックがつけられたプレイヤーの操作は、自分側の「INPUT #2」の設定で行います。以下同様です。 「×」がつけられたプレイヤーは、相手側が使用していることを表しています。
    LATENCY
    これの値を下げると、コントローラーのレスポンスが良くなりますが、相手側が低速回線を使っている時に、動きがぎこちなくなります。 値は必ず2か3にして下さい(2はテンポの速いゲームで推奨します)。
    BACK BUFFER
    必ず有効にしておいて下さい。
    SAVE DATA:
    セーブデータに関する設定を行います。
    NONE
    セーブデータを使用しません。v1.36の場合は、これを選んで下さい。
    LOCAL
    自分側のセーブデータを使用します。
    REMOTE
    相手側のセーブデータを使用します。
    「DISCONNECT」ボタン
    接続を切断します。
  8. 双方とも、「GAME」メニューの「LOAD」ウィンドウの「FILENAME」の欄に、プレイするゲームのROMイメージが表示されている ことを確認して下さい。
  9. ROMイメージを読み込んで下さい。片方がゲームを読み込むと、もう片方のゲームも自動的に読み込まれます。
  10. あとは好きなだけプレイして下さい。ゲーム中にTキーを押せば、チャットウィンドウが表示されます(ショートカットキーは、こちらのCHATの項目で 設定できます)。

備考

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