(cache) 元ヤクルト副社長に実刑 プリンストン債事件で
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  • 元ヤクルト副社長に実刑 プリンストン債事件で

     ドル建て私募債の「プリンストン債」取引をめぐり、商法の特別背任や所得税法違反(脱税)など5つの罪に問われたヤクルト本社(東京)の元副社長熊谷直樹被告(72)に対し、東京地裁は12日、懲役7年、罰金6000万円(求刑懲役8年、罰金7000万円)の判決を言い渡した。  熊谷被告とともに証券取引法違反(半期報告書の虚偽記載)の罪に問われたヤクルト本社は求刑通り罰金1000万円とした。  池田耕平裁判長は判決理由で「私利私欲から地位を乱用してリベートを暗に要求するなどして、会社に多額の損害を与えた責任は重い」と指摘。さらに「国税庁の元幹部職員だった被告が高額の脱税をし、申告納税制度への国民の信頼を損なった」と批判した。  熊谷被告は脱税を除く4つの罪の無罪を主張したが、池田裁判長はすべての罪で有罪と判断した。  熊谷被告側は控訴する方針。
      【共同通信】