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東京都葛飾区の商店街に設置されている人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の主人公「両津勘吉(両さん)」の銅像の一部が破壊されていたことが20日、分かった。JR亀有駅周辺には11体の「こち亀像」が建っているが、壊されたのは3月14日にお披露目されたばかりのもの。観光客誘致の立役者ともなっている「両さん像」の受難に、地元では怒りの声が上がっている。
いつもサボってばかりいるが、肝心なときは正義感を発揮して悪い人間をこらしめる両さんも、銅像では抵抗のしようがなかった。
葛飾区によると、今月18日午前11時ごろ、亀有中央商店街を歩いていた通行人が、道路脇に設置された「サンバ両さん」像(台座含む高さ1メートル30センチ)の左手に持ったマラカス部分が根元から折られているのを発見した。商店街関係者を通して区に連絡。区から被害届を受けた警視庁亀有署が器物損壊事件として捜査を開始した。防犯カメラもなく、現在まで目撃情報などは寄せられていないが、17日には無傷だったことが確認されているため、同日夜から18日朝までの犯行とみられる。
JR亀有駅周辺の各商店街では、2006年2月から観光客誘致のために「こち亀銅像」の設置を開始。しかし、最初にお披露目された「両さん像」は、直後に警棒部分が折られる事件が発生している。
その後、同年11月と08年11月に2体の両さん像が追加。3月14日に新たに8体が仲間に加わった。そのうち「両さん像」は5体で、被害を受けたもの以外の「ダブルピース両さん」「敬礼両さん」「ワハハ両さん」「少年よ、あの星を目指せ! 両さん」は無事だった。他3体は、別キャラクターの「中川像」「麗子像」「本田像」で、こちらも被害はなかった。
中央商店街振興組合の理事長で、目の前に「サンバ両さん像」がある靴店「靴の東洋」の鳥山太一さん(64)は「亀有を再生するために置かれた両さん像がこんな目に遭って非常に残念だし、悔しい」と地元のスーパースターの受難にガックリ。「両さん像があることで、観光客の方々が記念撮影をしに来てくれる。すごく経済効果がある」と両さん効果の大きさを強調した。
葛飾区は、銅像を制作した富山県内のメーカーに修理を依頼する方針だ。
◆こちら葛飾区亀有公園前派出所 「こち亀」の愛称で知られる国民的ギャグ漫画。週刊少年ジャンプでの連載は1976年から継続中で、ギネスブックに「少年誌の最長連載漫画」として掲載。最新刊は169巻。派出所勤務の両津巡査長が同僚ら周辺の人々と織り成す活劇だが、アニメ、ゲームなどサブカルチャーに関してもマニアックな展開を見せる。映画版ではせんだみつお、ドラマ版では香取慎吾が両津を演じた。
(2010年4月21日06時02分 スポーツ報知)
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