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自民党が今夏の参院選の目玉候補として、プロ野球巨人前監督の堀内恒夫氏(62)=スポーツ報知評論家=を比例代表で擁立する方向で検討に入ったことが20日、分かった。堀内氏の意思が固まれば、月内にも公認を決定する。元巨人で4番を務めた石井浩郎氏(45)も、自民党公認で秋田選挙区から立候補することが決まっており、巨人の投打のヒーローが、今度は野党に転落した自民党を支えることになるか。
現役時代はエースナンバー18を背負って数々の栄光に輝き、引退後もコーチ、監督として巨人の歴史を刻んできた堀内氏に、自民党が白羽の矢を立てた。関係者によると、堀内氏は周囲に出馬について相談中。結論が出れば、同党は月内にも公認決定し、参院選の目玉候補としたい考えだ。
この日、堀内氏は取材に対して「自民党から話があったのは事実ですが、出馬についてはこれから相談しなければいけないところもあり、検討中です」とコメントした。
自民党は野党転落後の支持団体離れで組織票を持つ比例候補が不足しており、無党派層の支持を得るため知名度がある候補の擁立を模索している。元プロ野球選手では秋田選挙区に近鉄などで活躍した石井氏も公認した。
堀内氏は甲府商業を卒業後、1965年の第1回ドラフト会議で巨人から1位指名された。新人ながら開幕13連勝を含む16勝(2敗)をマーク。新人王、防御率1位のタイトルを獲得した。67年10月10日の広島戦ではノーヒットノーランを記録。同時に自ら3打席連続本塁打を放つ離れ業も演じている。72年には26勝(9敗)を挙げてチームメートの長嶋、王を抑えてMVPを獲得。エースとして巨人V9を支え、203勝139敗(6セーブ)の成績を残して83年のシーズンを最後に引退した。その後は巨人の投手コーチやヘッドコーチを歴任。04、05年には監督を務めた。現役時代の功績が認められ、08年には野球殿堂入りしている。
監督勇退後はスポーツ報知などの評論家を務める一方、地元・山梨の観光親善大使なども務め、昨年7月には甲府市内に拠点を置く環境保護を目的としたNPO法人の会長にも就任。評論活動のかたわら、月に数回、山梨に帰省している。今月18日にも甲府市内で開催されたNPO法人主催のイベントに出席し、早朝から市民1500人と交流した。
堀内氏は以前にも地元から自民党候補として衆院選に出馬するのでは、との話が出たことがあった。
◆堀内 恒夫(ほりうち・つねお)1948年1月16日、山梨県甲府市生まれ。62歳。甲府商1年夏の全国選手権大会に中堅手として出場。巨人入団後は新人王、沢村賞などを獲得。日本シリーズでも72、73年と連続MVP。通算11勝はシリーズ記録。83年の大洋(現横浜)との現役引退試合では自らホームランを放った。08年には野球殿堂入り。現在は日テレの野球解説者も務めている。
(2010年4月21日06時03分 スポーツ報知)
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