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【コラム 撃戦記】亀田3兄弟 海外進出も一つの選択肢2010年4月20日 亀田3兄弟の父・史郎氏の暴言騒動で、兄弟の去就が注目されている。ジムを失った兄弟の前途は厳しい。これを機に、いっそのこと一家で海外というのも面白いと思う。亀田家を擁護するつもりはないが、いまさら3兄弟を移籍でバラバラにしたところで良いことは何もない。 海外にリングを求めた元世界王者はすでにいる。元WBC世界ミニマム級王者高山勝成は昨年11月、JBCのライセンスを返上し、海外に活動を移して非公認のIBF、WBO王座を目指す決意をした。決断には勇気がいっただろう。亀田兄弟があこがれるアジアの英雄、マニー・パッキャオもフィリピンを飛び出して成功した。 かつては亀田兄弟もラスベガス進出の夢を語っていた。海外は日本独特のオーナージム制度と違い、マネジャー次第でチャンスが広がる。パッキャオはマネジャーを兼ねるフレディ・ローチ・トレーナーの功績が大きい。 JBCから永久追放の父・史郎氏はWBC会長に謝罪、その場で興毅のポンサクレック(タイ)との再戦を要望したそうだ。大した度胸だ。同じ度胸なら、家族の結束も保てる海外での“ビッグマウス”復活も亀田家らしいと思うのだが。 (格闘技評論家)
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