自民党は20日、夏の参院選比例代表にプロ野球巨人の前監督で、現役時代は同チームの名投手として鳴らした堀内恒夫氏(62)を擁立する方向で検討に入った。関係者によると、堀内氏は周辺に出馬について相談中。意思が固まれば、同党は月内にも公認決定し、目玉候補としたい考えだ。
堀内氏は山梨県の甲府商業高を卒業後、1966年に巨人入団。背番号18番を付け黄金期の「V9」時代のエースとして活躍し、最多勝などのタイトルや沢村賞、最優秀選手賞を獲得。引退後の2004〜05年に監督を務めた。
自民党は野党転落後の支持団体離れで組織票を持つ比例候補が不足しており、無党派層の支持を得るため知名度がある候補の擁立を模索している。元プロ野球選手では秋田選挙区に近鉄などで活躍した石井浩郎氏も公認した。