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亀田選手の父、事実上の永久追放 ライセンス取り消し

2010年4月13日18時45分

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写真:亀田史郎氏亀田史郎氏

 プロボクシングの亀田興毅が3月末のWBCフライ級王座統一戦で敗れた際に父の史郎氏(44)が暴言を吐いた問題で、日本ボクシングコミッション(JBC)は13日、倫理委員会で史郎氏に最も重いライセンス取り消し処分を科した。JBCが管轄する試合でリングサイドや控室への立ち入りも禁じ、今後いかなるライセンス申請も受理しない。史郎氏は事実上、ボクシング界から永久追放される。

 史郎氏は試合直後の控室で関係者に対し、「おのれの首を取ってやる。おれを怒らせたから、お前も終わりじゃ」などと詰め寄った。

 ジム会長の親交団体である東日本ボクシング協会は12日、亀田ジムの活動自粛の申し出を受け入れ、処分を先送りした。ボクシング全体を統括するJBCは「史郎氏はWBCの懲罰委員会にもかけられた。国辱的でスポーツ界としても許されない」と厳しい姿勢を貫き、亀田ジムの五十嵐紀行会長にも無期限のライセンス停止処分を科した。

 興毅や弟のWBA王者大毅ら兄弟は、東日本協会預かりの選手として試合を行える。

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