出産時に目が離せません。
出産をして羊水ごと出てきても、我が家の女王ピアノは生まれつき弱い子と判断すると
羊水の袋を食べてくれないのです。
もちろんそのまま放置したら、赤ちゃんは死んでしまいます。
だから、私が羊水の袋をひきちぎります。
元気に生まれてくると涙して喜び、死んで生まれてくると涙があふれ出てしまいます。
そんな時は、この仕事をしていて本当に後悔します。
生後2ヶ月まで手をかけて育てて、死なれてしまった時は、死ぬほど後悔しました。
”何故早く病院へ連れて行かなかったんだろう?”
”何故、異常に気づいたのに、仕事(本職)に行ってしまったんだろう?”
何ヶ月もその気持ちをひきずりました。
それでも、今でも頑張っていられるのは、幼い子犬たちの成長を見る楽しみがあるからだと思います。
ペットショップに持っていくと、必ず私が言う言葉があります。
「売れなかったら、返してください。」
この世に生を受けさせた以上、私にも責任があると思うからです。
そして今日も夜な夜な、自分の売った子犬たちにステキな飼い主さんが見つかっているかを確認するため
私はペットショップに足を運ぶのです。
|