クラヴィアス大聖者
<オープニング>
部屋の中では朗々と高説が紡がれていた。
「ゆえに君達は高みへと上らなければならない。教えを守り、その高みへと辿り着いたならば、君達も信徒……いや『クラヴィアスの体現者』となれるのだ」
華鵬院・朱雀が迎え入れるように両手を広げると、目の前にいる二人の男は感極まったのか、目尻に涙を浮かべた。
そして、しきりに精進する旨を伝えると、恭しく退室していく。
パタンと扉は閉まったが、壁がぼろぼろのせいか、部屋の中に二人の会話は筒抜けなままで。
「ああっ、感激だ。大聖者様にあんなお言葉を頂けるとは」
「ほんと俺達、ラッキーだぜ。このままチェックメイト三十二天に入れるかも」
「かもだよな。最近、体の調子もいいしよ。これも『生命の真理』ってやつかな?」
「きっと、そうだよ。実は俺もそうなんだ」
そんな会話を聞いて、朱雀はほくそ笑む。
体の調子が良いのは単に今まで不摂生だったのが、規則正しい生活に変わったせいだ。
しかし、そんなことを説明する必要もない。
「今ので候補者は全部でございます」
「しかし、ろくなのがいないわね。もう少し使えるのは居なかったの?」
「言ってくれますね、極炎のビショップ」
「ええ、言ったわよ、蒼天のルーク」
「やめないか、二人とも」
両隣に立つ二人の女性を、朱雀が止めた。
名の通り、共にチェックメイト三十二天にして朱雀の重鎮である。
「これもより高みへと至るための試練……いや、運命典範に則るならば『聖なる道を歩む、至高なる定め』といったところか」
「はい、大聖者様」
「是非ともお供をさせてください」
かしずく二人へと手を伸ばし、朱雀は自らの言葉に酔いしれていた。
「聖杯戦争ご苦労様。もう、疲れの方はとれただろうか」
山田・大五郎(高校生運命予報士・bn0205)が集まった能力者達に声をかけた。
それで今回の依頼を察したのか、幾人かの能力者達が静かに次の言葉を待つ。
「聖杯戦争で敗走したバビロンの獣の足取りが掴めた」
やはりと、瞳に意思の光が宿る。
「俺が運命予報できたのは、クラヴィアス大聖者こと華鵬院・朱雀の居場所だ」
聖杯戦争で一度倒れた揺籠の君を復活させた男。
バビロンの獣の中でも最悪の能力を持つ男である。
「奴は、聖杯戦争の折に行った復活の奇跡に傾倒したナイトメアビーストを集め、どうやら宗教法人を立ち上げようと画策している」
現在は、その準備ということで島根にある廃教会に籠もっていた。
能力が能力なだけに、夢物語とも言い切れない。
こんなことは、今のうちに叩き潰しておくにこしたことはないだろう。
「廃教会には既に三十名以上のナイトメアビーストが集まり、教祖である華鵬院・朱雀を守っている」
しかも、自分たちが死んでも『クラヴィアス大聖者』の力で蘇らせてくれると信じているので、命を惜しみさえしない。
死を恐れぬ兵は強いという――勝利するのは簡単では無いだろう。
「件の廃教会は山の近くにあって、周りに民家も無い」
ゆえに人の目を気にすることなく戦える。
「正面玄関から入れば直ぐに礼拝堂だ。教会の大部分を占めているだけあって、かなりの広さがある。二階部分は大半が吹き抜けになっているので無視してもいいだろう」
礼拝堂に隣接する形で他にもいくつか居住区間がある。
だが、誰がどの部屋を使っているのかが分からない。
唯一、調理場がそのまま利用されていることが判明していぐらいだ。ここは裏口も兼ねているため、攻略する際には重要な意味を持つだろう。
「当然のことながら窓もあるし、襲撃時間には気をつけなくてはなるまい」
夜間に攻撃を行えば、不意を突ける可能性は高いが、敵の位置取りはよく分からない。
代わりに日中ならば、目標の華鵬院・朱雀は礼拝堂だ。
「それと、この廃教会だが、長く放置されていたせいか老朽化が進んでいる」
能力者達の攻撃で人が通れるだけの穴を開けることも可能だ。
上手くやれば、敵の意表を突くことも出来るだろう。
代わりに敵も形振り構わなくなれば、壁を壊して逃走ということも考えられる。
「さて、問題の敵だが、主要な三名は憶えておいてくれ。まずは、華鵬院・朱雀」
彼の能力『クラヴィアス大聖者』は驚異的ではあるものの、使えるのは月に一度。
つまり、この依頼ではあの復活の奇跡は起こらない。
使えるのはナイトメアビーストの基本的な力ばかりだ。
しかし、高い技量を有しているので強敵であることは間違いない。
「次いで強いのが、蒼天のルーク・アユム新橋と、極炎のビショップ・トウコ堀田だ」
二人とも華鵬院・朱雀に陶酔している。
彼の身代わりになって死ぬことすら羨望するほどに。
「そして、それ以外のナイトメアビーストが二十八人。つまり、総計三十一人が廃教会にいるわけだ」
実力は能力者達と互角か、それよりやや劣るといったところ。
攻撃方法はナイトメア適合者のそれに近いものなだけで、攻撃方法の多彩さでは能力者達の方が有利である。
「説明は以上だ。みんなも分かっていると思うが、ここでもし華鵬院・朱雀を討ちもらすようなことになれば、後々に禍根を残すことになる」
もしかすると、また戦争の折に敵として現れるかもしれない。
「能力が使えず、油断している今が唯一のチャンスだ。上手くやれれば、聖杯戦争を完全勝利にできる。みんなの力で最後の締めをやってきてくれ!」
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参加者
呼亞・嗚唖
(ふわもこ大好き魔法使い・b00013)
神山・秀一
(カリギュラワークス・b01609)
高森・宏
(呪符為す天明の龍・b02551)
久郷・景
(雲心月性・b02660)
鳳・流羽
(門吏の符呪士・b03012)
神崎・翔
(闇を背負いし青き瞳・b04754)
琴之音・琴子
(とこしえの旋律・b05004)
白月・蒼燈
(咎追い人の子守歌・b06339)
楡崎・洋子
(唯尊・b16444)
天宮・信長
(素盞嗚尊の劔・b16653)
金・秀元
(柔麗剛獣・b19161)
高月・衣都子
(ミスティローズ・b19502)
片瀬・美雪
(フリッカークラブ・b19815)
緒毘徒・恭
(天上天下依が独尊・b23098)
人住・レスチオーネ
(中学生符術士・b25888)
洪・芳明
(妖狐・b28754)
御鏡・幸四郎
(小夜啼鳥を待ちながら・b30026)
マリス・アンダー
(烈風の虎狼・b31212)
国見・眞由螺
(影武者・b32672)
虎森・一
(ティーガーの牙・b37584)
リリア・グラスコロニー
(銀翼乃朱雀・b39625)
朝日・遥日
(光の皇子・b40908)
蓬莱院・慧奈
(蓬莱の剣士・b41052)
ティアレス・セルシウス
(気高き臆病姫・b41953)
メイベル・スミス
(光と夢の使い・b44580)
闘波・水夢
(小学生半熟青龍拳士・b44651)
七種・燈悟
(ひみつけっしゃのご・b48025)
南雲・いつき
(小さな大一歩・b51991)
暁・将弥
(高校生ゴーストチェイサー・b67412)
五十嵐・龍之介
(嵐龍拳士ドラグライガー・b67477)
<プレイング>
プレイングは1週間だけ公開されます。
呼亞・嗚唖
(ふわもこ大好き魔法使い・b00013)
[準備]
所属:A班
突入時間:15時
[心情]
クラヴィアス大聖者…悪夢に付き従う者が、何が聖者だかな
「蘇生させるだけだというのなら、悪魔だってよくやる事さ…」
[行動]
敵を誘導しB班C班が動き易い環境を作る
15時になったら仲間と共に攻撃を行い敵をひきつける
[戦闘:アビあり]
初手に魔弾の射手使用後、後方より炎の魔弾を発射
無傷の敵には改、弱った敵には無印を使用し
確実にダメージを与えていく
モラは敵に接近し神秘的な力で攻撃ぺちぺち
大ダメージを受けた仲間の回復等も担当する
ぱちぱち火花も使用しダメージを与えていく
敵からの攻撃防御は箒で受け流すようにする
また強い一撃などはモラに盾になって貰い、盾後は自分ペロペロ
その他のダメージ回復も基本モラ任せ
嗚唖は炎の魔弾で攻撃に集中
モラのアビも切れたら回復は魔弾の射手使用
[戦闘:アビ切れ]
敵が逃走し易い箇所(壁に穴を開けた所等)へ移動
モラと共に敵の脱出を防ぐ
攻撃は箒で攻撃
またモラのパチパチが使えるようであれば、囲まれた場合に使用
[共通]
・仲間が睡眠で眠った場合、近くに居る人であれば小突いて起す
[終了]
追討戦が出来るようであれば実行
仲間の被害が大きく勝てる見込みなければ止める
戦後死者の埋葬を行いたい
「拝啓…カッコイイニックネームなんて要らないと思うぞ。私なんて『ああ・ああ』だ…なんてね」
[撤退]
A班orB,C班壊滅した場合撤退
モラのペロペロで仲間を回復させる
アビ切れたらモラに突貫指令
時間を稼いで貰う
神山・秀一
(カリギュラワークス・b01609)
死を『無かったこと』にする能力、か。
命は取り返しのつくようなものではなく
だからこそ意思や覚悟、そして命に価値がある。
それを汚すというのならば、ぼくの存在意義へ明確に対立する『敵』だ。
刺し違えてでも必ず殺す。
●前提
ぼくはC班(奇襲)にて、中衛として前衛の援護と敵の妨害
場合によっては直接華鵬院を狙って動く。
携帯を人住君と繋いだままにしておき
B班襲撃開始から30秒後にC班は交戦を開始だ。
電話が繋がらなかった場合は15時1分に開始で。
(正確な時間は状況判断を加味して変更も)
突入直前に可能なら観鏡君へ奏甲をかけておく。
●戦闘
前衛が壁を破壊し入り口ができたら、突入する前衛に併走するかたちでぼくも内側へ。
敵がまだ非エンチャントならばそのまま前衛に付き従い
こちらの進路を妨害しにくる敵を体で阻み華鵬院への道を開きつつ
横を通り過ぎていく前衛へ奏甲を。
以後、敵がエンチャントするまでは呪言を使わずに
華鵬院へ切り込んだ前衛への奏甲で回復補佐と、同時に取り巻きへの進路妨害で動く。
エンチャントした場合は華鵬院を射程に収める距離を保ちつつ
入り口と華鵬院の直線上から少し横へずれ
華鵬院を呪詛呪言で拘束し指揮系統および逃亡妨害を優先、
彼がその場を動けない場合はこちらの前衛へ妨害を図る取り巻きに狙いを変更。
逆に前衛が華鵬院に届かない場合は地獄の叫びで敵の注意を引きつけ囮になる。
華鵬院の殺害を最優先し、必要ならば自分の保身は考えない。
高森・宏
(呪符為す天明の龍・b02551)
●心情
こいつを生け捕りにする事が出来れば、命を落とした仲間も帰って来るのだろうか
考えずにはいられない
一瞬だけ考えて否定
どうみても不自然なこの秘法が世界結界に影響を与えない筈が無い
世界がどうなっても帰ってきて欲しい、それも人の業だけど…
…彼達がそれを望む筈は無い、よな
責任を持って討ち果たそう、それがきっと彼らの誇りを守る為になる
●配置・行動
まず、事前の調査として双眼鏡などを使い外観の観察
並びに航空写真サイトから上空からの確認
大まかな見取りを推定した上で、仲間と進行ルートを打ち合わせる
僕はB班、裏口からの制圧
聖堂が騒ぎになり、そちらに注意が向くだろう刹那を狙い強襲
その後は其処から遡って礼拝堂へ
立ち位置は広場では前衛、仲間と連携して囲い込み
デモンストランダムで仕留めていく
狭い所では後詰から警戒、ランページに注意して可能なら軸をずらす
いずれにしても戦況は常に把握し治癒符による回復役を兼任
強化は移動のタイミングでラジカルフォーミュラを使い時間は無駄にしない
回復の優先順位は巫女とシルフィードを最優先
相手が集中攻撃を仕掛けてくるならHPは常に高い水準を保つ
久郷・景
(雲心月性・b02660)
死を奪い、死を軽視する者…。それを利用する者。
彼等は決して許されてはいけません。
そして、自ら聖者を名乗る者を聖者とは言わない。
人々に悪夢を齎すだけの獣は倒すのみ。
願わくば、犠牲者には静かな眠りを…。
■襲撃作戦
正面突撃陽動のA班。
裏口進入の別働隊B班。
壁を破壊し、奇襲を行うC班の3班に分かれて行動。
私はA班所属です。
襲撃開始時刻は15時。
まずは礼拝堂正面からA班が突入し陽動を行い
30秒後、B班が裏口から突入し、挟み撃ちを狙う。
更に30秒後、壁を破壊し、C班が奇襲を行う。
A班は兎に角我々の方へ意識を向けさせる事が重要なので
開幕に華鵬院朱雀へ挑発的な言葉でも掛けたりと、少々派手に行きましょうか。
「さぁ、ここでチェックですよ、華鵬院朱雀。大人しくリザインしては如何ですか?」
■戦闘
堅実に相手の数を減らす為、前衛の攻撃に併せるか
体力の低下が激しいと思われる相手に炎の魔弾改を使用。
アビが尽きたら近接攻撃を仕掛けます。
使役の猫上さんには、初めに魔力供給をお願いし
その後は踊りに誘うで相手の無力化を図ります。
また、私の体力が半分以下になったら魔力供給を。
眠りになったら祈りを奉げるを。
踊りが尽きたら射撃を行う様に指示しておきます。
■撤退条件
華鵬院朱雀を完全に取り逃した場合。
または、A班かB、C両班の全員が戦闘不能となった場合に撤退。
■戦闘後
付近に墓地でもあればそこに死者を埋葬。
無ければ教会裏手にでも埋葬しましょうか。
鳳・流羽
(門吏の符呪士・b03012)
■目的
朱雀滅殺☆
■行動
突入はお昼の3時だね。
それまで見付からないようにしないと。
一応、周囲の警戒とか手伝うね。
撤退条件とか、他指示があれば、それに従います。
■戦闘
・配置
【A班】の後衛…ていうか、正確には中衛と後衛の間ぐらい。
今回、人数多いからねー
後ろ過ぎても、敵にアビが届かなくなりそうだし…考えすぎかな?
まあ、敵にもアビが届く距離ってことで。
あと、敵のアビ対策として、周りの人と少し間隔取ったり、
射線が重ならないように気を付けておくね。
「じゃ、悪夢の使いに、悪夢を見せてあげましょうか…リアルのネ♪」
・アビ
初手は茨の領域。
て言うか、攻撃は茨の領域だけなんだよねー
で、基本は『敵の固まってるトコ狙い、範囲に入るだけ入れる』だけど、
前衛が敵に押されてるとか、孤立している人がいるとかしたら、そっちフォローで。
あ、でももし討伐目的の朱雀が射程距離に入るなら、朱雀優先で!
一番派手そうだし、狙いは付けやすいかも?
「うわぁー…思った以上の似非聖者っぷり…て言うか、ホントに痛い人だー(笑」
回復は最初にヤドリギの祝福を使用して攻撃力の底上げ。
あ、祝福の目標は当然怪我人ね。
その後は、怪我の酷い人優先で治癒符を使っていきます。
自分が負傷した時はヤドリギの祝福(+他の怪我人)で。
それと、全体の様子見つつ声を掛け合う。
敵の動きとか怪我人とか。
後衛だからこそ、見える範囲も広いだろうし。
「さっさと勝って、帰りましょ」
神崎・翔
(闇を背負いし青き瞳・b04754)
これ以上巫山戯た能力をこのままにする気はない。
俺自身は死ぬ気等毛頭無いがあいつが命を冒涜する以上…必ず殺す。
目標
最重要:華鵬院・朱雀を倒す
可能な限りトウコ堀田、アユム新橋の撃破
余力があれば残党の殲滅
作戦班の行動
A班:主力兼陽動
B班:別動班
C班:壁を破壊しての奇襲部隊
俺はB班で高森、人住、五十嵐、七種、闘波と班を組む。
突入前
時間は3時、時計を持っている全員の時間を合わせて散開。
身を隠し望遠鏡を使って教会の外を確認。
裏口前に敵がいれば突入時に巻き込んで行動するように周りのB班に連絡する。
B班の突入時間は3時00分30秒に裏口に突入する。
突入
最初の移動で旋剣の構えを使用。
裏口から調理場に入り、敵がいれば排除。
外に居た場合はこの敵も、ここで対処。
いないか、倒した後は礼拝堂に向かって移動する。
目標は華鵬院を最優先に。
万が一、大きく迂回することになる
(構造上居住区からしか礼拝堂に行けない等)
場合は最初の分岐点で待機。
その場で迎撃班として行動。
攻撃は黒影剣奥義を使用する。
回復は人住、高森に任せるが、二人が睡眠、行動不能などで動けない場合は
旋剣の構えか魔弾の射手で回復する。
雑魚に対しては一体を集中攻撃して回復をさせないようにする。
アユム新橋、トウコ堀田が華鵬院の元を離れて
こちらを攻撃してきた場合は集中攻撃で早めに排除。
華鵬院と対峙した場合は最優先で処理。
黒影剣の使用回数は気にせず確実に当てて奴の命を刈り取る。
琴之音・琴子
(とこしえの旋律・b05004)
聖杯戦争の後始末、ここできっちりつけてやる!
所属は正面主力・陽動役のA班で参加
遠方から双眼鏡で見張りの位置を確認
別班とは時計と電話で連絡を取りつつ、15時ジャストに礼拝堂に突入する
■位置取り
後衛。初手で魔弾の射手を使用する
悪夢爆弾への備えで、隊列は他の人と飛び石で離れるように意識
真モラピュアのマイモは前衛の後方で待機し、自身や味方がダメージを
負ったらペロペロ舐めて回復
■攻撃
初めから炎の魔弾奥義を使用。取り巻きのナイトメアビーストへ
使っていく
A班へ近づいてきてる(オトリ弾など)のを最優先、次いでダメージ
負ってる個体を狙う
最後の炎弾は華鵬院用に残し、以後は近接して箒で殴る(術式通常攻撃)
体力回復はHP半減時に魔弾の射手を使うか、マイモに舐めて貰う
■A班で寝ている人が3名以上
炎弾を撃ち込む事優先するが「ほっといていいのか?燃え尽きちゃうぞ!」
とCフィールドの使用を促す(時間稼ぎ狙い)
■慧奈(b41052)が2ターン以上続けて寝ている
箒で小突いて(気魄通常攻撃)目覚めさせる。「斬捨御免!(ぺちっ)」
B・C班が戦場へ入って入り乱れたら、大ボスの華鵬院の逃走阻止
ビースト捨て身の突進→中央突破などを警戒し、迎撃と華鵬院への
攻撃を狙って行く。他班の動きはティアレス(b41953)の指示と
敵の乱れを参考にする
「これで『王手』だチェスヤロー!」
できれば金輪際相手にしたくないタイプだ。
絶対勝つぞ!
白月・蒼燈
(咎追い人の子守歌・b06339)
○心情
ナイトメアさんに憑かれる事が無ければ、あの人達は普通の生活を送れていたでしょうに…助ける事ができなくてごめんなさい…。
それでも、わたし達にも譲れないものがあるんです…。
○準備
携帯電話(ハンズフリータイプ)と双眼鏡持参。
●作戦
作戦開始前に皆で作戦を確認し、認識のずれ等を訂正する。
15時丁度にA班が正面から侵攻開始、30秒後にB班侵攻、その30秒後にC班礼拝堂の壁に穴を空けて侵攻。
C班の最優先撃破目標は朱雀。
次に幹部他ナイトメアビースト達の撃破。
C班に所属。
C班のいつき君とタッグを組んで携帯電話で作戦開始までの情報のやり取りや突入のタイミングを計ります。
携帯を常に通話状態にします。
双眼鏡で少しでも周辺の状況を調査。
敵の見回り等がいる場合は特に注意。
○侵攻開始
侵攻のタイミングは何事も無ければ作戦の通りに。
状況によっては侵攻タイミングを早めたり遅めたり臨機応変に。
C班攻撃開始前に霧影分身術で強化。
前衛の仲間と連携して水刃手裏剣で壁に穴を空け、一気に朱雀さんの元まで攻め上ります。
呪言突きによる石化を狙って朱雀さんを集中攻撃。
朱雀さんの前に立ち塞がってる邪魔な方がいればそちらを先に石化させ、朱雀さんへの道を切り開きます。
敵さん達がエンチャント前なら呪言アビはやめ、手裏剣か近接攻撃を使用。
ランページや悪夢爆弾の被害を減らす為に、味方との位置関係に注意。
絶対にみんなで揃って帰れるように全力で頑張ります。
楡崎・洋子
(唯尊・b16444)
【心情】
死者を蘇らす能力、か…
いや、こんなんで蘇ってもアイツら
困ったように笑うくらいね
なら…アンタ(華鵬院)は目障りよ、消えなさい
【作戦】
A班:正面陽動
B班:退路遮断
C班:華鵬院奇襲
各班は携帯で連携
A班が15時ジャストに正面から
B班が15時30秒(携帯連絡で前後)に裏口から
C班が15時1分(携帯連絡で前後)に壁をぶち抜いて教会突入
華鵬院撃破を最優先
華鵬院以外は全員逃がしてもOK位の心算
【事前準備】
腕時計持参
作戦前に時刻合わせ
【戦闘】
私はA班
華鵬院撃破第一
敵サイコフィールド対策第二で動く
可能なら突入前
駄目なら駆け込みつつ虎紋覚醒
味方と共に華鵬院を包囲する様に回り込みつつ
手の届く一番HPの減っている敵を打撃
ナイトメアランページ対策として
味方が敵から見て3人以上直線上にいたら退ける
また並んでる味方に気づいたら警告
敵がサイコ打つ度に
グラスコロニーと連携して
射程に出来るだけ敵を収めてライトニングストーム
敵に「サイコ打ったらマヒが来る」と思わせて手控えさせる
反撃で集中攻撃食らう事予想して
防御用に味方に神攻の上がるアビを貰っておく
ライスト足りなくなったら虎紋
HP4割を割りかつ味方から回復こないなら虎紋
ただし敵がサイコを打った場合
撃てるならライスト優先
華鵬院に逃走されたら最優先で追跡
逃走が裏口方向ならB班と挟み撃ちにする
「自分の最期に名前でも付けてなさい」
華鵬院撃破後余力があれば引き続き敵殲滅
撤退条件は味方に従う
天宮・信長
(素盞嗚尊の劔・b16653)
【戦術目的】
1.華鵬院・朱雀の殺害
2.トウコ堀田、アユム新橋の殺害
3.その他、残党の殲滅
【戦術:全体】
A・B・Cの3班に分かれて朱雀の殺害を目指す。
決行は15:00
信長は正面強襲で陽動を担当するA班。
【戦術:個人】
立ち位置は最初は中衛。
前衛が崩れた場合また暴走黒燐弾改がきれた場合は前衛へ。
始めに黒燐奏甲による強化。
次回からは次の優先順位で
1:HPが40%以下の味方(自分を含む)が行動範囲内に居る場合は黒燐奏甲で回復する。
※黒燐奏甲が切れている場合は優先度2へ
2:その時点で一番、HPの低い敵を範囲に入れ、かつ、一番数を巻き込む様に計算して暴走黒燐弾改を放つ。
※暴走黒燐弾改が切れている場合は優先度3へ
3:二刀流で通常攻撃を攻撃可能範囲内で一番HPの減っている敵に与える。
★C班の戦闘加入後に華鵬院・朱雀が紅蓮撃奥義の間合い(移動して攻撃可能)に入った場合は、優先度1と2の間に、「華鵬院・朱雀を紅蓮撃奥義で攻撃」を加えます。
☆可能な限り3人以上、敵と縦に並ばないように気をつけます。
そうなっている味方に気づいたら警告を。
金・秀元
(柔麗剛獣・b19161)
心情
さーてさて、痛いヒトに遭いにいくぞー!
戦闘
C班担当
礼拝堂の外壁に待機
所定の場所に着く迄に木や何か隠れられそうな物があれば隠れつつを移動
A班が15時に突入するのでその一分後には礼拝堂内に突入済みの状況にする
穴は武器使って開ける
A班突入時は電話連絡係の人の様子も見て突入タイミングを再確認
「おっまたせー!さぁさぁ銀誓館の御出ましだよ!」
突入後
ミストファインダー使用し壁際、C班でも後衛に陣取る
位置取り時は直線、爆発アビ対策として極力前後左右の味方と飛び石で離れるように意識
最初は魔蝕の霧で無力化を狙う
2、3体位にしか効かない様なら瞬断撃を射撃で使用
朱雀が逃げる気配が無い内は瞬断撃の合間に魔蝕の霧でブレイク狙い
HP2/3以下で自己回復使用
対朱雀
「ぐらんでぇす?ぐだばいあす?まぁ何でもいーよ。名前に一々拘るのは器がちっさい証拠だ」
男なら、背中で語って見せろってんだ!
対新橋
「そんなに再誕が素晴らしいならさ、今すぐに此処で体験したくはない?」
対堀田
「おー、痛いヒトに痛いオバサンがペア!これは色々酷い!」
怒って突っ込んできてくれるといいんだけどな
朱雀が逃げる素振りを見せたら皆に分かるよう声かけ
「逃げるな三下ぁ!!」
朱雀は自己回復使いつつ追いかけ追撃
追いつけないようなら射撃の瞬断撃でせめて一発は当てたい
撤退は目視出来る限りでA班、若しくはBとCの両班全員が戦闘不能の状態
余裕があれば重傷者を担いだり牽制攻撃しつつ撤退
高月・衣都子
(ミスティローズ・b19502)
教祖様ごっこは、これでお終いよ。
作戦開始は15時。時計を合わせておくわ。
廃墟に近づく時に、身を隠せる陰があると良いんだけど。
30人集団が目立つようなら、突入時間に支障のない範囲で分散を。
途中、敵の見張りがないかも用心しないとね。
あたしはA班。正面からの陽動をするわ。
他班のことを悟られないよう、全力で戦闘を開始。
後衛から味方を回復アビ範囲に入れて、直線上に並ばないように。
かつ、窓やドアが封鎖できる位置を確保するわ。
とにかく朱雀を逃がさず討つことを第一に。
初手にミストファインダーで射程アップ。
その後は、白燐奏甲をメインに味方を支援するわ。
特に囮など危険なポジションにいる子、回復の要になる状態異常回復役の子の回復を重視。
声を掛け合って過不足ないよう注意するわ。
回復が足りてる場合は、魔蝕の霧で敵のブレイクを狙うわ。
これはEマヒ効果を狙った攻撃の後、漏れた敵が対象。
拡散弾は万が一の眠り対策。
ランペ射程内の複数が眠り、舞(風)で回復しない。
または回復手を含む複数が眠ってる時に、眠っている味方を選択して使用するわ。
ちょっと痛いけど、我慢してね。
全体を見渡して、逃亡ルートになりそうな手薄の場所を確認。カバーに入るわ。
新たな道を作らせないため、壁際に敵を追いやらないよう注意するわ。
朱雀が逃げるそぶりを見せたら、ルートを塞ぐよう周りに伝え、足止め代わりに拡散弾を使用。
逃がさないわよ。
撤退条件に従うわ。
片瀬・美雪
(フリッカークラブ・b19815)
◎気持ち
タルタロスみたいなのと戦争で戦うのはもう最後にしたいよね。
特に華鵬院・朱雀って見た目も言動も能力もウザイし。
ここで確実に倒しておかないと。
◎作戦
A班が正面から攻撃。
B班は裏口から攻撃。
C班はA班からの情報に合わせて壁を破り、朱雀暗殺を狙う。
あたしはC班。
撤退条件は『華鵬院・朱雀に逃げられた』『A班が全員戦闘不能』『B班C班ともに全員戦闘不能』のいずれか。
◎行動
あたしの役目は敵…特に朱雀にアンチヒールを与える事。
ビースト達がサイコフィールドを連発したら、敵を倒す前にこっちのアビリティが尽きちゃいそうだから、アンチヒール状態にし、確実に倒しておきたいよ。
華鵬院・朱雀に攻撃が届かない間は、ヘビィクラッシュ奥義のアビリティ回数を温存しながら戦うよ。
虎紋覚醒の連携(気魄)でヘビィクラッシュ奥義を(回数を減らさずに)使い、手近なビーストを攻撃してアンチヒール状態にしたり、
既にアンチヒール状態の敵が近くに居る場合は、そっちに通常攻撃したりするよ。
華鵬院・朱雀に攻撃が届く時には、速攻あるのみ。
チャンスが二度有るかは分からないから、他の敵を無視し、あたし自身が敵中に孤立してでも朱雀に接近し、即座にヘビィクラッシュ奥義で攻撃するよ。
朱雀がアンチヒールになれば、仲間の遠距離アビリティできっと倒せると思うから。
また、仲間とのコンビネーションが発動した時には、同じ敵を集中攻撃して倒してしまいたいよ。
緒毘徒・恭
(天上天下依が独尊・b23098)
【心情】
戦争当日は用事があって最後しか参加できなかったからな。その鬱憤、全て叩き込む!
【作戦目標】
最重要:華鵬院・朱雀を倒す
可能な限りトウコ堀田、アユム新橋の撃破
余力があれば残党の殲滅
【事前準備】
携帯電話と腕時計。携帯はマイク付きのイヤホンを使い無手でも操作可能に。腕時計は出発前に時刻あわせ
【戦闘前】
集合した時点で携帯の番号教え合っとかないとな。俺は組む予定ないからとりあえずなるたけ大勢と番号交換。いざという時の為に!
【作戦】
ABCの三班に分かれ、それぞれ陽動と妨害と奇襲を担当
A班が正面の敵を引き付けている間にB班が裏口を押さえ、C班が壁から奇襲をかける手はず
【作戦開始】15:00にA班が突入、その後30秒ずつずらしてB班、C班が突入。俺はC班なので15:01に。旋剣使いつつ礼拝堂裏手までこっそり移動、暁が壁を壊したら突入する。
【戦闘】
初手で朱雀を殴れるようなら即紅蓮撃。雑魚が邪魔するなら通常攻撃、届かないなら全力移動で朱雀に隣接しておく。その後朱雀目掛けて回数の許す限り紅蓮撃。封術中も通常攻撃で間をおかない。
朱雀を倒して尚敵が戦意を喪失してないのであれば、余力の許す限りお相手する。
【注意】
ランペ対策として、出来るだけ縦に並ばないこと。ただし俺は攻撃優先で陣取るので、後方から支持があれば従う形で。
【撤退条件】
朱雀を逃がすorA班かB&C班の全滅。ただしもう少し、という場合はそのまま押し切る
人住・レスチオーネ
(中学生符術士・b25888)
コマンダーとして、聖杯戦争の責任を…っていうのはちょっと傲慢かな?
勿論、そういった気持ちはあるしそれ以外にも思うことはあるけど…。
★全体
ABCの3つの班に別れて行動
昼間、朱雀とトーコの離れるティータイムを狙って作戦開始。
状況共有・把握の為携帯をC班・神山と通話状態でポケットにいれとく。
A班
正面からの陽動
B班:五十嵐、七種、人住、神崎、闘波、高森
A班の行動開始30秒後に別働隊として、退路の封鎖も兼ねて裏口から突入。
他班との合流を目指して朱雀の居る聖堂に向かいつつ、適度に敵を倒していく。
C班
壁を壊しての奇襲、朱雀撃破のメイン
★その他全体で可能な限り意識しておく事
・どの班も積極的に朱雀を狙っていく
・朱雀が最優先だがそれ以外も倒しておく
・ランページ対策として3人以上、敵に対して一直線に並ばない
★戦闘行動
「大聖者の討伐…ううん、運命小典範(こてんぱん)に則るなら朱雀コテンパンのフルボッコ、っていったところかなー」
基本的には回復・支援に専念。
気魄攻撃持ちには祖霊、それ以外は符を使用。
合流後の他班も含め、防具破損が酷かったりダメージが多い人から
回復。
30人揃って学園に戻るんだから。
他班合流前は1人でも、合流後は2〜3人が眠ったら赦しの舞で起すよー。
皆のダメージが小さくて手が空いた時は破魔矢等で攻撃。
「深淵を覗き込む時、深淵もまた君を覗き込むんだよー」
しゃがみこみ、ガンナイフでつんつん突付きながら。
洪・芳明
(妖狐・b28754)
皮肉にもキングさえ討ち取ればチェックメイトだな。
華鵬院を逃すわけにはいかない…
事前準備
携帯電話を消音モードで、
ハンズフリーマイクを準備した上で使用。
Skypeの様な機能があればチャンネルを統一して利用(聞き専)
主要な連絡者ではないので、気づいた事項などは
まず同じ班のものに口頭で伝達
尚、連絡係が戦闘(実況)不能な場合は手近な者
(なるべく後衛で体力の高い者)が代わる
現場到着前に全員で時計を合わせておく
【A班】で行動
他の班が別働隊で居るようなことは伏せておくため
マイク等は出来るだけ衣類や小物でカモフラージュして
見えないよう気をつける(仲間もチェック)
15時ジャストを突入合図にし
正面から突入し、陽動を行う
後衛に配置し、そのままの位置から
味方への回復兼敵への攻撃でアヤカシの群れを使用
味方の浄化の風/赦しの舞の使い手が眠りにかかってしまっていて
Hitしても相手の体力に余裕がある場合
アヤカシの群れの「攻撃」の対象に敵とともに含めて、揺り起こす
建造物は一切攻撃対象に含めないよう留意
回復の必要が薄ければ、BS・ブレイク効果のある攻撃の者に
タイミングと敵を合わせてシューティングファンガスで攻撃。
基本的に聖堂に残る敵と戦うが、相手の数が減ったり行動不能が多くなったら
華鵬院の追撃を優先する
御鏡・幸四郎
(小夜啼鳥を待ちながら・b30026)
*齟齬があれば、矛盾しないよう皆に合わせて下さる様、お願いします。
【心情】
これで仕舞いにしましょう。
悪夢は、これで幕引きです。
決意を込めて、姉とアイコンタクトします。
【作戦】
・15時作戦開始。
・A班が正面から陽動をかける。
・B班が裏口を塞ぐ。
・C班はタイミングを合わせて、壁を破壊して朱雀に奇襲攻撃。
【戦闘】
・C班(壁を破って奇襲をかける)
・突入前に姉とゴースト合体。「姉さん、行くよ!」
奏甲等、事前にかけてもらえるとありがたいです。
・タイミングを計り、(A班突入の約30秒後)
近接型の人が壁を破壊すると同時に、雑霊弾奥義で攻撃開始。
朱雀を優先的に狙います。
・悪夢爆弾で眠らされたら、姉はそのまま連続斬奥義で朱雀を攻撃。
手を休めず、一気に仕留めます。
・射程範囲内から出てしまったら追いますが、
基本的には壁の穴から逃がさないように
立ち塞がっておきます。
「逃がしはしませんよ…!」
・雑霊弾が尽きたら射撃攻撃に切り替えますが、
姉が寝ているようならゴースト治癒を使います。
(雑霊弾が尽きるまでは基本的に攻撃優先)
「姉さん、しっかり!」
【注意事項】
・ランページ対策として、他の人とは直線状に並ばないように
極力気をつける。
・悪夢爆弾に巻き込まれないように、極力固まらない。
・狙う目標は、声を掛け合って確認。
・撤退条件は皆に合わせます。
【終了後】
・この事件と戦争を通して、被害にあった人々に黙祷を捧げます。
マリス・アンダー
(烈風の虎狼・b31212)
【心情&台詞】
「そんな厄介な能力また使わせる訳にはいかないんでね?……ここで終わりにさせて貰うぞ?」
「射程範囲内だ、逃がすつもりはないッ」
「死を恐れない?死を恐怖するからこそ人は強いんだ、そこんとこ分からないようじゃ俺達には…勝てない」
【アビ略称】
虎紋覚醒→覚醒
クロストリガー→クロス
【班分け】
C壁奇襲班
突入はA班突入後から50秒後の15時50秒を目安に、携帯電話からの音や状況で判断。時計は全体で合わせておく
壁破壊は暁先輩に任せる
【戦法】
朱雀の逃走経路をふさぐ為、壁にあけた穴から離れすぎないように行動し、朱雀の逃走を阻止できるようにしておく
初手は壁破壊直後に覚醒で自己強化、できるだけ多くの敵を巻き込むように震脚(可能な限り朱雀正面の敵は巻き込まないようにする)、連携が発動すればそのままクロスで攻撃、クロスの優先順位は
【朱雀>ルーク&ビショップ>BSを食らってない敵>BSを食らっている敵】
基本は震脚、クロスを交互に使い、朱雀との距離が遠いときは更に移動し震脚
防具HPを切ったあたりでクロスの使用を控え、覚醒で回復しておく
震脚、クロスともに弾切れの場合覚醒からの連携で震脚を使用
覚醒も弾切れの場合は朱雀の逃走阻止最優先で動く
陣形的に縦に三人以上並ばないよう注意しておく
【撤退条件】
朱雀を逃がすorA班かB&C班の全滅。ただしもう少し、という場合はそのまま押し切る
国見・眞由螺
(影武者・b32672)
■心情
朱雀…
偽りの大聖者よ
貴様の茶番もここまでだ!
ここで幕引きとさせてもらうぞ!
聖者を名乗るのなら
最後は聖者らしく天に召されろ!
朱雀はおまえ達を守ったりしない
いい加減に目を覚ませ!
■準備
無線機6台
山間部では携帯が使えない場合
各班に2台ずつ配布し
携帯電話の代用とする
■班
A班
■攻撃優先度
弱ったその他>その他>行動不能のその他>蒼天>極炎>朱雀
攻撃優先度に基づき
攻撃可能な敵を仲間と連携して集中攻撃
■作戦&行動
目立たぬよう数人ずつのグループに分かれ
仲間と共に敵に気付かれないよう静かに行動し
可能な限り礼拝堂に近づく
※ハンドサインや携帯電話、無線機などを活用し各班の連携を取る
A班は正面突破の陽動担当
仲間の合図で一気に礼拝堂に突入し
礼拝堂の朱雀を狙う
【旋剣の構え】で自己強化しながら礼拝堂に突入
敵はナイトメアビースト
その能力はナイトメア適合者に似ているとのこと
各自適度に散開し
悪夢爆弾やナイトメアランページの被害を減らす
「各自散開、密集すると被害が増えるぞ!」
私は前衛で敵を足止めしつつ
仲間の指示に従い敵を集中攻撃して各個撃破
指示する仲間がいない場合は
私は先頭立って攻撃を集中する対象を示す
「次はあいつを落とすぞ!」
攻撃は
【黒影剣奥義】を基本とし
乱戦で近接攻撃による集中攻撃が難しい場合は【ダークハンド奥義】
というように使い分け
また
負傷した場合は【旋剣の構え】で回復
■その他
撤退条件や詳細の作戦は仲間が記載
虎森・一
(ティーガーの牙・b37584)
【準備】
「さて、しっかり終わらせて一段落しようか。」
あらかじめ林の中で調達した枝葉を体に着けて擬装し、顔には迷彩色のペイント。
「これで見張りがいても大丈夫だと思うよ。」
壁破壊班の人数分は用意しておきます。
【突入】
「正面班突入から30秒…」
腕時計で時間を計りながら、タイミングを合わせます。
その間にライカンスロープで自分を強化。
「裏口班突入から30秒…今!」
何事もなければ、裏口班突入から30秒後に突入します。
「突撃ッ!」
仲間が破壊して開けた壁の穴から入り、朱雀の虚を突きます。
【戦闘】
「もらった!」
脇目も振らず、真っ先に朱雀を狙い、射撃しながら壁の穴から敵が脱出するのを阻みます。
「くそっ、邪魔をするな!」
敵が寄ってきたらライフルを振り回し、先端の銃剣で対処します。
「みんな、大丈夫か!?」
眠らされたり、ランページなどで複数の味方が負傷したら、浄化の風で回復します。
「くっ…助かったよ、ありがとう。」
自分が眠らされて、起こされた時にはお礼も欠かしません。
「これで終わりだ!」
転んだ敵にも容赦せず、上に乗って銃剣で刺し、とどめを刺します。
行動の優先順位は味方の治療や回復、朱雀への攻撃、他の敵への攻撃の順です。
【事後】
「まぁ…なんとかなったのかな。」
ペイントやらホコリやらで汚れた顔を拭いながら、廃教会を眺めます。
「さて、帰ろうか。待ってるみんなに報告だ。」
リリア・グラスコロニー
(銀翼乃朱雀・b39625)
さぁ!ナイトメアビーストを倒しに行くんだよぉ!
行動
襲撃時間は15時丁度だよぉ。
正面からの主力兼陽動班のA班、陽動開始後に裏口からの突入班のB班、壁からの奇襲班のC班に分かれるんだよぉ〜。
ボクはA班の前衛として、正面から突っ込むんだよぉ。
突入前にオペラグラスで様子を見ながら、他の班の人々と携帯電話でやり取りするんだよぉ。
事前に参加する皆の電話番号を聞いておくんだよぉ。
撤退は朱雀取り逃がした場合か、A班の全滅かBとC班の全滅だよぉ。
戦闘中
戦闘開始と同時にイグニッションッ!
出来るだけ多くの相手を、ライトニングストーム改の射程に入れるように動くよ。
ナイトメアビースト達が射程内に入ったら、ライトニングストーム改を撃ってEマヒを狙うよ。
「ライトニングゥブラスタァァッ!」
その後もEマヒを狙うためにライトニングストーム改を撃ち続けるよッ!
「ほらほらぁっ!サイコフィールド的なアビを使ったらっ!マヒッちゃうぞぉっ!」
回復は、自分のHPが3/4以下になったら、回復アビを持っている人に頼むんだよう。
ライトニングストーム改の使用回数が0になったら、クレセントファングで攻撃するんだよう。
「さぁっ!かかって来いっ!でぇぇいっ!」
クレセントファングも使用回数が0になったら、通常の気魄攻撃か術式攻撃をするんだよう。
終了後
これで一先ず安心かなぁ〜?
…もしかして、此れを皮切りに新しいナイトメアビースト達も産まれたりするのかなぁ?
朝日・遥日
(光の皇子・b40908)
○心情
ここで必ず朱雀を食い止めないとね…。
相手は手強いけど、力を合わせて頑張ろう!
※以下、食い違い等がある場合は皆の指示に従います
○全体作戦
・事前に携帯電話のアドレス等の交換と全員の時計を合わせる
携帯は敵から見えない様に内ポケットに入れ、
常に連絡できる状態にする
・突入前に見張りの有無を確認
いる場合はA班が引きつける
・襲撃時間
15時
A班→30秒後にB班→更に30秒後にC班の順
・3班に分かれる
俺は【A班】で後衛
同じ相手を狙って数を減らす為に、数人で連携をとるよ
戦闘中は出来るだけ格子状に並ぶように注意
・撤退条件
朱雀を取り逃がしてしまった場合
A班かB、C両班が全員戦闘不能
○戦闘(個人)
初手で白燐装甲を自分に使用
優先順位は回復>攻撃
アビリティの使用タイミング等は下記の通り
・シューティングファンガス改
コンビネーションした人と同じ相手に使用
連携しなかった場合はダメージがある敵に
・白燐拡散弾
土蜘蛛の巫女・シルフィードが眠った場合や
BS回復が届かない所にいる人をに起こす為に使用
・ヒーリングファンガス
HP半分を目安にして使用
HPが少ない人・BS回復ができる人優先
・白燐装甲
自己強化及びヒーリングファンガスが尽きた時
※シューティングファンガスが尽きた場合の攻撃方法は、術式による通常攻撃
○戦闘後
先の戦争で亡くなった方とナイトメアビースト達の冥福を祈るよ
「亡くなった皆…それに敵だった人も、どうか安らかに…」
蓬莱院・慧奈
(蓬莱の剣士・b41052)
【心情】
あれだけの能力、さすがにまた使える状態で戦うのは嫌なのですよ。
だからもう逃がすわけには行かないのですよ。
ここで決着を付けちゃいましょう。
【突入時間】
15時。事前に時計合わせをしておく。
【配置】
3つに分けて行動。
A班……礼拝堂正面より突入、敵の注意を引き付ける。
B班……礼拝堂裏手に回り退路の遮断。
C班……壁を破り朱雀に奇襲。
わたしはA班に所属になりますね。
陽動役、頑張りましょう。
【戦闘】
15時ジャストと共に他のA班のメンバーと共に礼拝堂に突入します。
布陣位置は後衛で。
ナイトメアビーストの悪夢爆弾で眠った人が一人でもいたら浄化の風を使用して起こしていきます。
「寝てる場合じゃないですよー。起きて下さいねー」
余裕があったら射撃で弱っている敵を攻撃し、前衛の攻撃支援に回ります。
「これでも一応、銃器使いですからー」
自身のHP回復は旋剣の構え奥義を使用して行います。
目安はHPが3分の1を切った時ぐらいで。
【撤退条件】
朱雀を取り逃がした場合。
B班及びC班の全滅時に朱雀が討てそうにないとき。
細かい違い等は他の方に従います。
【事後】
逃げるナイトメアビーストは敢えて追撃はしません。
多分倒しておくべきなんでしょうけど。
とりあえず朱雀を倒してしまえばそれでよしなのですから。
ティアレス・セルシウス
(気高き臆病姫・b41953)
ナイトメアビースト…彼らはもう、日常には戻れない…
わかっています、痛いほどに……だから、私は戦うのよ…っ
◇事前
全員の時計を合わせ正確に調整
15時丁度に作戦開始できるよう3班に別れ、各班物影に潜伏する
私はA班所属。B班の龍之介様との連絡係もつとめますわ
◇作戦
トウコ堀田が紅茶の時間で礼拝堂にいないと思われる15時丁度に礼拝堂に突入
A班はB・C班の存在を気取らせぬよう、陽動も兼ねて正面玄関から突入します
突入前には携帯電話で龍之介様にこれから突入すると通達
以後も携帯電話は繋いだまま服に忍ばせ、音声だけでもこちらの状況が伝わるようにしますわ
◇戦闘
正面玄関を封鎖するように礼拝堂に流れ込む
私は後衛、回復役として行動
B・C班が礼拝堂に駆けつけるまでの間、誰一人欠けさせぬよう『アヤカシの群れ』で回復します
尚、眠り状態の仲間がいれば回復のついでに『アヤカシの群れ』で攻撃し起こしますわ
回復が不要な時は『茨の領域』を敵の多い場所目がけ使用
ただし朱雀が逃げ出そうとした時の為、1回分は温存
逃走する朱雀…ではなく、それを助けようとする他の輩に使用しますわ
『生命の真理』、たしかにすごい能力よ
私だって、死んだ仲間や救えなかった人たち、全部生き返らせてと願ってしまいそうよ…っ
けどそれは決して許されない、『命への冒涜』に他なりませんわ!
どれだけ言葉を飾っても変わらない…っ
今までの悲劇を無駄にさせない為にも、貴方はここで討ちますわ!
メイベル・スミス
(光と夢の使い・b44580)
無表情で冷静…時々少し感情が出る…
ナイトメア適合者としては複雑…
でも倒した敵を復活させる危険な力をもつ朱雀だけは倒す…
朱雀が礼拝堂にいる日中…
堀田が紅茶の時間で礼拝堂から離れそうな15時に襲撃…
礼拝堂に正面から突入し…他班が奇襲しやすいよう陽動するA班で行動…
ナイトメアの力を見せ注意をひく…
班同士の連絡は携帯電話…
ナイトメアビーストの決鞠と蕾が使っていたし通じるはず…
連絡係のが壊れた時のために私も持参…
連絡係に何かあれば代役もする…
後衛で前へ出過ぎず…攻撃に大勢で巻き込まれないよう適度に散開…
神秘対策は万全…暗殺は厳しい…
『サイコフィールド』での回復重視…
ガードアップが周囲を見て有効ならかけ直しもする…
ブレイクされ過ぎたり意味があまり無ければ回復のおまけ程度に考える…
眠り解除用の弱い範囲攻撃の邪魔なら使用タイミングをずらす…
行動不能で暗殺が有効な敵が複数巻き込める場合のみ『ナイトメアランページ』で攻撃…
集中攻撃は可能ならしたいけど当たらなければ意味はない…
当てられる敵に攻撃する…
それ以外は念動剣で射撃…倒せそうな相手を優先して倒す…
朱雀の動きには特に注意…
壁を破壊して逃げる可能性もあるし…
朱雀が壁際に行けそうだったり…壁際にいる時は味方に注意を呼びかける…
朱雀の逃亡は他にできる人がいなければ私が前に立ちふさがってでも阻止する…
朱雀を倒した後は他のナイトメアビーストを出来るだけ倒す…
闘波・水夢
(小学生半熟青龍拳士・b44651)
【心情】
「さぁ,聖杯戦争の最終幕だぜ。午後の紅茶だけは絶対飲まさないからな!!」
闘い大好きな自分にとって,大きな決戦は楽しみで仕方がない。
最終決戦に向けていやがおうにも高まる気合いが入る?!
【攻撃・行動】
裏口B班前衛で,行動の基本は仲間の方針に合わせる
仲間との声掛けで意思統一
ナイトメアビーストとの間合いに気をつける
戦闘前,虎紋覚醒で自己強化しておく
「とにかく,目の前にいる敵を思いっきりぶっ潰すだけだ!」
最初から全力全開でガンガンいくぜ!
<対 トウコ>
龍尾脚奥義を中心に闘う
「へっへ〜ん,残念だったな!午後の紅茶はこのオレが一気に頂いてやったぜ♪」
<ホントは戦いで調理場を滅茶苦茶にしただけだけど
チャンスがあれば白虎絶命拳
<対 朱雀>
「おっと,『クラヴィアス大聖者』はもう使えねーぜ♪」
龍尾脚奥義で主に戦うが,逃げようとすれば範囲攻撃の白虎絶命拳
【不測の事態】
神経を張り巡らせて,鋭敏感覚で相手の逃亡や不穏な動きを察知する
【終幕】
「完全勝利ぃ〜!!だけど…なんだかモノ足りね〜の☆」
無事解決して満足な気持ちと,
もうちょっとだけ長く楽しく闘いたかった気持ちが入り混じる。
七種・燈悟
(ひみつけっしゃのご・b48025)
〇心情
なんというか、大聖者とか言う割には小物っぽいねー。
ああ、大聖者とか名乗ってる時点で小物かな?
ま、器じゃないよね。とっとと黙らせちゃおう。
〇行動
陽動開始後に裏口からの突入班に所属ー。
A班突入後、連絡で判断をしつつ30秒後に突入ー。
礼拝堂に向かいつつ、敵と遭遇したら排除していく感じ。
細かな部分は、他の人に従うよー。
〇撤退条件
華鵬院を逃した時。
まだまだ勝てそうにない時にA班またはB&C班が潰れたり、
過半数が戦闘不能になったとき(確認出来た場合)。
細かな差異は、他の人に従うよ。
〇戦闘
狙う優先度は華鵬院>トウコ、アユム>その他。
射程外どころか見える位置に上位の面々がいない場合、その場にいる優先上位の相手を狙う。
基本はサポートメイン。白燐奏甲で強化や回復したり、弱っている敵を狙ったり。
初手は自分に白燐奏甲で自己強化して、攻撃力=回復力を底上げするよ。
攻撃は普段は射撃攻撃または移動+通常攻撃(気魄)メインで、
味方がほとんど寝ていなかったり、ダメージを受けてない時は紅蓮撃奥義を使用。
封術がちょっと怖いけどねー。
「やー、ご機嫌いかが?君達ナイトメアビーストにとっての『悪夢』だよ♪」
敵の悪夢爆弾により味方が寝た場合、特にBS回復持ちの人が含まれていた時、
白燐拡散弾で敵と同時に選択攻撃して起こすよ。
敵と同時ってのが無理そうなら、起こすのを優先。
BS回復持ちの人が起きてる場合は、他の攻撃を優先。
南雲・いつき
(小さな大一歩・b51991)
…しゃーっ!この前のセンソーの決着つけないとなっ
教祖とか…ネーミングとか…うん、オレでもわかる。イタイな!
まぁでも、その能力は激しい戦いの中ではちょー厄介だからなぁ
覚悟決めて…勝つぞ!
【突入前】
突入開始時間は15時ぴったしで
みんなで時計合わせとかしてズレないようにしないとな
んで、オレはC班の蒼燈ねーちゃん(b06339)と携帯電話を通話状態にしておく
ヘッドセットとかで耳に当てなくても音声聞ける様に工夫しよっと
特に会話するわけじゃないけど動きがあったときは報告
突入開始とか、アユム新橋がA班側にいるとか、敵何体くらい引きつけてるとか
【突入】
時間的には十分に明るい時間帯だし敵から見えちゃうのは仕方ないかな
タイミング計って一気に突撃!だっ
オレは真っ先に突入のA班で廃教会正面から陽動兼ねて接近
そーさん(蜘蛛童)もA班でオレと一緒なっ
【戦闘】
オレもそーさんも戦闘中は後衛の位置で
ナイトメアビーストと遭遇したら、そーさんとはちょっと横に間を開けて立つ
オレもそーさんも名無しナイトメアビーストにオトリ弾を撃って敵を怒らせて呼び寄せる
※ここでの注意点
・そーさんとは標的を被らないようにする
・当然すでに怒り状態の敵には使わない
・他のBSに掛かっている敵は標的の優先度を下げる
「うわ、やっぱりこわっ。こっちくんなー!」
攻撃範囲の敵が全て怒り状態になっていたら
手近な敵狙って射撃攻撃する
同様にそーさんは粘り糸を吐くを使う
暁・将弥
(高校生ゴーストチェイサー・b67412)
さぁて、さくっと打ちもらしたナイトメアビーストを
退治しに向かいますかね
今度こそ逃がさねぇぜ
【配置】
グループA:正面から突入して陽動
グループB:裏口から進入して奇襲
グループC:壁を破って一気に朱雀と戦闘
俺はグループC、壁をぶち抜いて直接朱雀と対峙する班だな
【突入タイミング】
特に問題がなければ15時50秒の時点で、
状況が変わって連絡があればその時点で
即壁をぶち抜いて突入開始するぜ
壁をぶち抜く時は他のメンバーとの連携は行わずに
あえて一番最後に壁破壊を行って
次のターンで雪崩れ込めるようにしておくぜ。
【戦闘】
突入後は一気に朱雀に接近してインパクト奥義をぶちかますぜ
「くらいやがれっ!」
ぶちかました後も逃げられないように動きを妨害しながら
近接し続けてガンガンインパクト奥義を撃ち込み続けるぜ
【撤退条件】
どれかのグループが全滅したら
そこから朱雀に逃げられるだろうから
逃げられたらもうザコは相手してもしょうがないし撤退だな
【戦闘後】
・討伐成功時
やれやれ、これでナイトメアビーストとの戦いも一段落ついたか
厄介な能力持った奴らばかりだからな…
また現れたりするとまた面倒な戦いになったりするのか
もう現れない事を祈るぜ
・失敗時
チッ、逃がしちまったか…
【呼び方補足】
全員名前呼び捨て
五十嵐・龍之介
(嵐龍拳士ドラグライガー・b67477)
【心情】
揺籠の君を復活させたクラヴィアス大聖者…
ここまで来て、逃がしたら戦争で逝った人や皆に申し訳ない!
『ドラグライガー』として、絶対ぶっ倒す!
【行動】
俺は裏口突入のB班行動。
A班の方々が突入して、ティアレスの連絡を受けたら、裏口から礼拝堂へと向かう。
「よし、みんな合図だ!突っ込むぞ!」
裏口突入中、ナイトメアビーストやチェックメイト三十二天がいたら、そこで戦闘するのも構わない。
いなければそのまま礼拝堂に突入する!
【戦闘】
俺は朱雀を最優先に攻撃を仕掛ける。
「俺の名はドラグライガー!朱雀、覚悟しろ!」
龍顎拳→龍撃砲→龍尾脚での連携で足止めをする。
更にドラグーンロッドの追撃で、少なくともダメージを与える。
A班、C班の朱雀狙いの人が来たら、一旦下がり攻撃をさせる。
もし反動のBSになった人がいたら、代わりに前方へ出て、朱雀を攻撃する。
「よくやった!後は俺に任せろ!」
「吹き飛べ、悪夢の獣!ドラゴンストームキック!」
もし、礼拝堂へと突入する間に悪夢獣や三十二天に遭遇したならばそこで戦闘。
「悪いが……そこをどいてもらう!」
ここでは龍撃砲→龍尾脚→龍顎拳の連携、ドラグーンロッドの追撃で悪夢獣を薙ぎ払い、三十二天を集中的に攻撃する。
アユム新橋の再誕の素晴らしさには、龍顎拳で黙らせる。
「再誕が素晴らしい?そんなの俺たちの生きる道に必要ねぇぜ!」
撤退条件は【朱雀を取り逃す】【A班の全滅】【B.C班の全滅】
<リプレイ>
●A班(1)
嵐の前の静けさとでもいうべきか、件の廃教会はのどかなものであった。見張りの姿はなく、また隠れているようにも見えない。壁の近くまで忍び寄れば、話し声が微かに聞こえてくる。
南雲・いつき(小さな大一歩・b51991)が確認のために後ろを振り返れば、そこには覚悟を決めた能力者十五名とそれに伴う使役ゴーストの姿があった。
最後の確認はそれで終わり、時計の針が十五時を指したところで、
「……しゃーっ! この前のセンソーの決着つけないとなっ。覚悟決めて……勝つぞ!」
正面玄関の大きな両開きの扉を、いつきが声と共に豪快に蹴破る。勢いよく開くと同時に能力者達が雪崩れ込めば、対するナイトメアビースト達は驚き慌てふためいた。
「教祖様ごっこは、これでお終いよ」
高月・衣都子(ミスティローズ・b19502)が言い放ち、
「さぁ、ここでチェックですよ、華鵬院朱雀。大人しくリザインしては如何ですか?」
久郷・景(雲心月性・b02660)が続いた。
それを聞いて、奥に居た男は不敵な笑みを浮かべる。
赤を基調としたスーツに、地面に届きそうな長いマント。一見すれば異質なる組み合わせは、ある意味において正しく思えた――怪盗、奇術師、そして魔術師。
「どうやら、あなたがたを見くびっていたようだ。こうも早く見つけられるとは……。もし、運でないとするならば、認識を改めなければいけないな」
能力者達を迎え入れるように、華鵬院・朱雀は大きく手を広げた。
「それで、いかなる用件かな?」
「もちろん、おまえを倒しにきた。皮肉にもキングさえ討ち取ればチェックメイトだな」
先ほどの挑発には意を介さなかった朱雀だが、洪・芳明(妖狐・b28754)の言葉には思わず眉がぴくりと動く。顎に手をかけ、思考に入るが、
「朱雀……偽りの大聖者よ。貴様の茶番もここまでだ! ここで幕引きとさせてもらうぞ!」
国見・眞由螺(影武者・b32672)がそんな時間は不用と『布都御魂』を向ける。
「偽り? 奇跡を……いや、『人が求める最大の偉業』を成す、この大聖者を偽りと呼ぶか!」
「ほう、あくまで聖者を名乗るのなら、最後は聖者らしく天に召されろ!」
屹然と言い放ち、眞由螺が走り始めれば、他の能力者達もそれに続いた。
迎え撃つのは、崇める者をけなされて怒りに震えるナイトメアビースト達。範囲攻撃に備えて、展開していく能力者達を入り口付近に押し込めるような形で接近してくる。
「聖杯戦争の後始末、ここできっちりつけてやる!」
前衛同士がぶつかるのを見ながら、琴之音・琴子(とこしえの旋律・b05004)が魔弾の射手を展開。真モーラットピュアのマイモは早くも前線を支えている。
「じゃ、悪夢の使いに、悪夢を見せてあげましょうか……リアルのネ♪」
鳳・流羽(門吏の符呪士・b03012)も前線を支えるひとり。
撃ち込んだ茨の領域がすぐさま二体のナイトメアビーストを締め付ける。
だが、敵の方が数に勝る状況で、それはあまりに微力であった。
●B班(1)
高森・宏(呪符為す天明の龍・b02551)が林から飛び出し、裏口に取り付いた。
先ほど、双眼鏡で見た限りでは数人のナイトメアビーストが中にいるはずだ。ゆえに中の様子にも気を配りながら仲間達を呼び寄せる。
「(礼拝堂で戦いが始まったから、だいぶ慌てているみたいだね)」
そして聞こえてく話の内容から、極炎のビショップ・トウコ堀田が居るかもしれないと付け加えた。
「それなら好都合だ。よし、みんな突っ込むぞ!」
言うが早いか、五十嵐・龍之介(嵐龍拳士ドラグライガー・b67477)が扉をぶち破る。
まず、神崎・翔(闇を背負いし青き瞳・b04754)が旋剣の構えを使いながら侵入。素早く敵の姿を確認していけば、ナイトメアビーストが三体に、少々けばけばしい女性の姿が。
「居た、たぶんトウコ堀田だ」
すぐさま仲間達に伝える。
「大事なお茶の時間に襲ってくるとは無粋なことをしてくれるわね」
次いで生まれた言葉に、それは確信にいたった。改めて中の様子を見れば、テーブルにはナイトメアビースト全員分なのか、大量のカップが並べられている。
「へっへ〜ん、残念だったな! 午後の紅茶はこのオレが一気に頂いてやるぜ♪」
更に挑発するような、闘波・水夢(小学生半熟青龍拳士・b44651)の声に、極炎のビショップが怒りを露にした。どうやら、注意を向けるのには成功したようだ。
「さて、早速で悪いが……倒させてもらう!」
「それはこっちのセリフよ!」
龍之介と、極炎のビショップが切り結ぶ。
こうして裏口においても戦いの火蓋は切って落とされた。
●A班(2)
「さすがに数の差は大きいですね」
黒燐蟲を武器に纏わせながら、天宮・信長(素盞嗚尊の劔・b16653)が戦況を俯瞰する。
ナイトメアビースト達の投げ放つ悪夢の固まり、そして暴れまわる黒馬――集団戦において非常に有効なそれらは、能力者達を徐々に劣勢へと追い込んでいく。
「でも、それを持たせるのが、あたしたちの役目よ」
「もちろんですわ。誰一人として欠けさるものですかっ」
衣都子がミストファインダー越しの白燐奏甲で仲間を癒せば、ティアレス・セルシウス(気高き臆病姫・b41953)もアヤカシの群れで仲間達を支え続ける。されど、その懸命な努力も状況を立て直すまではいたらない。
「みんなの神秘対策は万全……それでも厳しい……」
メイベル・スミス(光と夢の使い・b44580)が再びサイコフィールドを張り巡らす。間違いなく、これによって得られているガードアップの恩恵が無ければ、既に誰かが倒れていただろう。それほどに戦力の差は大きく、ナイトメアビースト達にいいようにやられている。
「寝てる場合じゃないですよー。起きて下さいねー」
浄化の風を起こして、蓬莱院・慧奈(蓬莱の剣士・b41052)が悪夢に苛まれている仲間達を呼び起こそうとするが、超眠りは容易く解けず……。
「各自散開、密集すると被害が増えるぞ! ……くっ」
眞由螺も檄を飛ばすが、ナイトメアビースト二体と交戦に入り、周りに気を配る余裕も無くなった。戦いが始まって四十秒程度が過ぎ、他の能力者達にも初めの頃の余裕は消えうせている。
「前と後ろからの挟撃か……愚かな」
朱雀が調理場の方を見て、
「このままでは援軍が辿り着く前に、お前達は倒れるだろう。どうだ、私は心が広い。私達の仲間になるのならば、降伏を認めよう」
勝利を確信したのか、自信を持った声でそう告げた。
確かに現状を見るならば、能力者達に勝ち目など無い。このまま真綿で首を絞められるように徐々に倒れていくだろう。
「……悪夢に付き従う者が、何が聖者だかな」
呼亞・嗚唖(ふわもこ大好き魔法使い・b00013)が前方に魔方陣を展開しながらつぶやけば、
「死を奪い、死を軽視する者……。それを利用する者。彼等は決して許されてはいけません。そして、自ら聖者を名乗る者を聖者とは言わない。人々に悪夢を齎すだけの獣は倒すのみ」
景がその後を継いだ。
二人の言葉を聞いて、朱雀はわなわなと震えている。
「蘇生させるだけだというのなら、悪魔だってよくやる事さ……」
駄目押しに、嗚唖が付け加えれば、
「……いいだろう。海よりも深き……いや、この『世界すら包み込む我が愛』を拒むというのなら、地獄に落ちるがよい! もう手加減する必要は無い。全力で倒してしまえ!」
朱雀の怒りが露になり、ナイトメアビースト達の攻撃が激しさを増した。
●C班(1)
携帯電話からは激しい戦闘音が絶え間なく流れている。時折、雑音が混じるのは戦闘が激しいせいか、もしくは使役ゴーストのせいだろう。神山・秀一(カリギュラワークス・b01609)と、白月・蒼燈(咎追い人の子守歌・b06339)が一音も聞き逃すまいと耳をそばだてる。
そんな二人と、廃教会を交互に見つめる他の能力者達。
「(……この位置で間違いないようです)」
蒼燈がまず仲間達に目を配り、そして廃教会の壁に視線を移した。壁の向こうに彼らC班の目標――朱雀がいる。すなわち強襲して朱雀の首をとることこそ、彼らの役目だ。
「(タルタロスみたいなのと戦争で戦うのはもう最後にしたいよね。特に華鵬院・朱雀って見た目も言動も能力もウザイし。ここで確実に倒しておかないと)」
片瀬・美雪(フリッカークラブ・b19815)が小さくつぶやいた。おそらく、気を引き締めるようとして自然と零れたのだろう。
それに、緒毘徒・恭(天上天下依が独尊・b23098)も高ぶる気持ちを募らせる。
(「戦争当日は用事があって最後しか参加できなかったからな。その鬱憤、全て叩き込む!」)
思いは内に秘めたまま、時計を見れば――あと十カウント。
能力者達は確認しあうように互いに顔を見合わせていく。
「これで仕舞いにしましょう。悪夢は、これで幕引きです」
御鏡・幸四郎(小夜啼鳥を待ちながら・b30026)が真スカルロードであり実の姉でもある七ノ香と視線を交わした。準備はそれで終わる。
「裏口班突入から30秒……そして15時1分、今だ!」
虎森・一(ティーガーの牙・b37584)が時間を告げると同時に、
「姉さん、行くよ!」
幸四郎がゴースト合体を行う。既に幸四郎を含め、他の能力者達も強化済み。
「さぁて、今度こそ逃がさねぇぜ」
特大の穴を開けてやると、暁・将弥(高校生ゴーストチェイサー・b67412)がパイルバンカーの狙いを絞る――最ももろい場所に目掛けて必殺の一撃を打ち込んだ。
直後に起こった、爆音と土煙。
「突撃ッ!」
進攻を告げる、一の声と能力者達が駆け出したのは、ほぼ同時であった。
●B班(2)
「人住、高森、回復は任せた。後の者は敵を倒すことに専念しろ」
翔は身をかがめると、ナイトメアビーストが生み出した衝撃波をかわす。そして、相手の態勢が整わぬうちに黒影剣で胴を薙いだ。
「うん、分かってるんだよ」
人住・レスチオーネ(中学生符術士・b25888)がその背に治癒符を投げた。傲慢かもしれないが、コマンダーを担当した身として聖杯戦争の責任を感じている。思うことは他にもあるが、
「30人揃って学園に戻るんだから」
それこそが癒し手としての役目を負った彼女の目指すもの。
「余裕綽々と言ってくれるわね。それは私を倒してからにしなさい!」
聞き捨てならないと、極炎のビショップが異を唱えるも、
「おっと、今は聖杯戦争の最終幕だぜ。午後の紅茶だけは絶対飲まさないからな!!」
水夢の龍尾脚奥義がそれを遮った。さすがに油断は出来ないと、極炎のビショップが一歩引いたところに、今度は紅蓮撃が襲い掛かる。
「やー、ご機嫌いかが? 君達ナイトメアビーストにとっての『悪夢』だよ♪」
口調とは裏腹に、七種・燈悟(ひみつけっしゃのご・b48025)の一撃は掠っただけでも、かなりの威力だ。多彩な能力者達の攻撃に、いつしか極炎のビショップに焦りが芽生えていた。
●C班(2)
突然の爆音と飛んできた壁の破片にナイトメアビースト達は意表を突かれた。誰もが大きく開いた穴を見つめ、もうもうと立ち昇る土煙の先を確認しようと目を凝らしている。
「おっまたせー! さぁさぁ銀誓館の御出ましだよ!」
優に二人は通れる大穴から、金・秀元(柔麗剛獣・b19161)が姿を見せた。更に、美雪が、蒼燈が飛び出してくる。二人はこの機を逃すまいと、一気に朱雀との間合いを詰め、
「一気に落とさせてもらいます」
「あたしの役目はこの一撃を決めること!」
蒼燈の退魔呪言突き、美雪のヘビィクラッシュ。共に奥義まで高められた大技は隙だらけの朱雀に突き刺さった。あまりの威力に朱雀がよろめき、他のナイトメアビースト達が慌ててカバーに入ろうとするが、マリス・アンダー(烈風の虎狼・b31212)が割って入り、
「いいところなんでね。……邪魔はさせさせないッ」
踏みしめた足が強烈な衝撃波を生む。
それで開いた場所にはすかさず、秀一と、恭が入って敵を近づけさせない。完全に分断できたわけはないが、少しは攻め立てる時間を確保できた。
「もらった!」
「行きます……!」
薄くなった土煙の向こうから、今度は銃弾と雑霊弾。放った、一と、幸四郎はもう次の攻撃準備に入っている。そう、狙いはただひとつ――朱雀に攻撃が集中していく。
「くらいやがれっ!」
将弥の放ったインパクトが邪魔するナイトメアビーストを貫いた。ほとんど一本の矢となったC班の前に、朱雀の近くに居る者達は右往左往するばかり、
「ええい、何をしている。早く私の傷を治せ。私が死んでしまえば二度と蘇ることができないのだぞ」
ようやく、朱雀の声で我に返ったナイトメアビースト達は慌てて幻夢の障壁を生み出していく。過剰なまでに行使されたそれは、戦闘を新たな局面へと導いていくのであった。
●A班(3)
攻撃から防御へと切り替わるのを、能力者達は待ち構えていた。
「ライトニングゥブラスタァァッ!」
リリア・グラスコロニー(銀翼乃朱雀・b39625)が生み出した嵐は瞬く間に敵を飲み込み、エンチャントした者達を落雷で痺れさせていく。
「このまま、サイコ打ったらマヒが来るって思わせるわよ」
同じくライトニングストームを、楡崎・洋子(唯尊・b16444)が放てば敵の混乱は更に拍車がかかった。中には聖杯戦争において、似たような攻撃もしくはそのものを受けている者も居たが、あまりの激しい変化に対応できていない。
「ほらほらぁっ! サイコフィールド的なアビを使ったらっ! マヒッちゃうぞぉっ!」
調子が乗ってきたと、リリアがライトニングストーム改を撃ち続ける。当然、ブレイク効果は入っていないので障壁を張り続けるべきであるが、それすらも気づけない混乱ぶりだ。
「ほっといていいのか? 燃え尽きちゃうぞ!」
逆に、琴子は炎の魔弾を撃ち込みながら敵に回復を促し――回復するべきか、それとも別のことをするべきかと、迷いを深めていく。しかし、そこに朱雀の言葉が投じられた。
「お前達がするべきは、私を守ることだ。私が生きている限り、お前達に死は訪れない。……そう『無限に続く生』が約束されているではないか!」
虫唾が走りそうな言葉だった。言い換えれば、自分を守るための犠牲になれという意味しか持っていない。しかも、ナイトメアビースト達は素直に従っていくではないか……。
(「できれば金輪際相手にしたくないタイプだ。絶対勝つぞ!」)
琴子が手にした箒を操り、再び炎の魔弾を撃つ。
しかし、敵も混乱から立ち直ったようで、即座に反撃が返ってきた。
「ここで撃ち負ける訳には行かないな」
そこに一条、嗚唖の放った炎の魔弾が加わる。こうして足を止めた撃ち合いが始まったかと思えば、大半のナイトメアビーストは朱雀の盾になるべく、C班へと押し寄せていく。
「そうは問屋がおろさないぜー!」
いつきがオトリ弾を放てば、更に彼の真蜘蛛童・膨も同様に赤く不快な弾を撃ちだす。それらはナイトメアビーストの中に溶け込み、彼らの感情を容易く怒りに染めた。
「「うぉおおおおおお!」」
反転して怒号を上げながら突っ込んでくる。
「うわ、やっぱりこわっ。こっちくんなー!」
あまりの迫力に、いつきがたじろぐ。
その横を炎が走って接近していた一体を魔炎で包むと、もう一体を魔法の茨が絡め取った。
「その調子だ。向かってくる奴はこっちで食い止める」
「さっさと勝って、帰りましょ」
琴子が安心しろと声をかければ、流羽も任せてと笑みを向ける。
「ここで押し負けるとC班が潰される。正念場だと思え」
檄を飛ばしながら、芳明もアヤカシの群れで攻撃と回復を一手に処理していく。
遠、近、と双方で激しく攻防がぶつかり合う。能力者達の癒し手も全力で傷を治しているが、じわりじわりと傷が深くなっていく。それはナイトメアビースト達も同様……いや、形振り構っていない分だけ向こうの方がダメージは大きい。
「ほんとに命が惜しくないんだね。……それとも命が惜しいからかな?」
いずれにしても自らの役目は敵の動きを封じることだと、流羽が魔法の茨で再び敵を覆う。動きが封じられたところに白馬がそれも巻き込みながら疾駆した。神秘が高いナイトメアビースト達がだが、暗殺付きでは成す術が無い。
(「ナイトメア適合者としては複雑……。でも倒した敵を復活させる危険な力をもつ朱雀だけは倒す」)
メイベルがポーカーフェースで内心を包み込んだままに、戦況を見守った。A班と交戦しているナイトメアビースト達は徐々に後退している。このまま押し切れそうだ。
「……でも、C班が結構きつそうだぜ」
いつきが携帯電話を耳につけて一音も漏らさぬように聞き入っていた。零れてくるものの大半は激しい戦闘音ばかりだが、視覚も合わせればC班の状況は理解できる。どうやら戦いのメインはあちらへと切り替わったようだ。
●B班(3)
「ごめんね……」
燈悟の放った白燐拡散弾が眠っている水夢も巻き込みながら敵を襲った。超眠りを自己回復に任せるのではなく、強引に解除するためだ。
「……思ったより、戦い慣れているわね」
そんな能力者達の行動に、極炎のビショップが舌を巻く。――このままでは勝てない。頭の中にそんな思考が混じり始めた。ここは退いて仲間と合流するべきか?
「余所事を考えていてはいけませんね」
「ここまでだ」
発した声に追いつくかのような勢いで、宏のデモンストランダムが、翔の黒影剣が走った。最早、避ける術は後ろにしかなく、極炎のビショップは態勢を大きく崩しながらもガードに成功。しかし、ほとんど転倒したような状態に陥った。
「深淵を覗き込む時、深淵もまた君を覗き込むんだよー」
レスチオーネはしゃがみこむと、ガンナイフでつんつんと極炎のビショップを突く。
「くっ……何という屈辱!」
歯噛みしながら、極炎のビショップが必死に逃げの一手を打とうとすれば、
「よくやった! 後は俺に任せろ!」
横合いから駆けてきたのは、龍之介。極炎のビショップが声に反応して振り向けば、勢いはそのままに飛び込んで猛烈なラッシュが始まる。
「吹き飛べ、悪夢の獣! ドラゴンストームキック!」
渾身の龍尾脚が極炎のビショップの意識を刈り取り、遂に調理場での戦いは終わった。
●C班(3)+α
周りには敵が群がり始め、執拗に朱雀への攻撃を妨害してくる。
「みんな、大丈夫か!?」
一の起こした浄化の風が仲間達を優しく包み込んだ。悪夢の塊による影響も重く、既に速攻とはいかない状況になってきている。
「大丈夫だけど、ちょっと厄介よね」
ヘビィクラッシュを打ち込みながら、美雪が群がってきた敵を払い除ける。しかし、壁にならんとすぐさま次の敵が押し寄せてくる状態だ。否が応でも焦りが積もる。
「死を恐れない? 死を恐怖するからこそ人は強いんだ、そこんとこが分からないようじゃ俺達には……勝てない」
震脚で、マリスが群がる敵を吹き飛ばした。そう無謀な攻撃にはいずれ限界がくる。……だが、それまで自分達が持つのか? 敵の数は減りつつあるとはいえ、まだC班の倍はいる。
(「絶対にみんなで揃って帰れるように」)
そんな願いを篭めて、蒼燈が退魔呪言突きを放っても、敵は怯む様子すら見せない。
「くっ……こいつら」
忌々しげに、秀一がつぶやいた。敵はこちらの攻撃など意に介した様子も無い。その様はナイトメアビーストの名のとおり、人の理解が及ばぬ怪物のようだ。
(「もう少しの我慢だから」)
心の中に声が響いた。慌てて振り向ければ、そこにはA班の朝日・遥日(光の皇子・b40908)の姿が。おそらく、先ほどの声はヒーリングファンガスによる支援だったのだろう。
「A班の支援が届いている。敵に怯むな」
仲間達にその事を伝えれば、少しだけ気が軽くなった。
「ぐらんでぇす? ぐだばいあす? まぁ何でもいーよ。名前に一々拘るのは器がちっさい証拠だ」
ならばここが好機と、秀元が朱雀を挑発する。「男ならば背中で語って見せろってんだ!」と続けたところに鋭い一撃が飛んできた。
幸いなことに軽傷だが、敵の腕は確か――ならば、その相手も自ずと察しがつく。
「これ以上の愚弄は私が許しません」
凛とした声に強き意志を称える瞳。おそらく、蒼天のルーク・アユム新橋だ。
「大聖者様のお力を理解できないとは本当に哀れですね」
「そんなに再誕が素晴らしいならさ、今すぐに此処で体験したくはない?」
秀元が視線を合わせて言い返す。まるで火花が散ったような錯覚。そして二人が同時に動く。方や魔蝕の霧、方や黒馬の暴走。僅かに、秀元の方が早く、蒼天のルークの攻撃は意味を成さない。
「よし、チャンスだ」
「もらったぁあああ!」
武器封じを受けたのを見て取り、恭の紅蓮撃と、将弥のインパクトが同時に蒼天のルークを捉える。思わず後退った彼女に、能力者達の更なる追撃が飛んだ。
●A班(4)
戦況は能力者達に傾きつつある。
「さぁっ! かかって来いっ! でぇぇいっ!」
リリアが狙いをつけるや否や高速のフェイントから電光石火の蹴りへ。
「よし、もらった!」
仰け反った敵に、嗚唖の放った炎の魔弾が突き刺さる。これでまた一体。
(「ナイトメアビースト……彼らはもう、日常には戻れない……わかっています、痛いほどに………だから、私は戦うのよ……っ」)
倒れた敵を気に掛けている余裕は無い。ティアレスはすぐさま正面へと向き直り、アヤカシの群れを放った。更にメイベルのナイトメアランページもそれに連携する。もう一方的といっていい状況まで、A班は押し込んでいた。返ってくる反撃も、
「回復のことは任せて、今は朱雀を逃がさず討つことを第一に」
衣都子を初めとする癒し手達の献身的な働きが、それを無に返していく。
「ここで必ず朱雀を食い止めないとね……。力を合わせて頑張ろう!」
既にC班の回復に回った、遥日の声に、芳明と、信長が応じる。二人とも機を見て既に前衛へと足を進めている。そう、この位置からならば敵を全て収められるからだ。
「これだけ密集していれば格好の的だ」
「――押し切らせてもらう」
信長の暴走黒燐弾が爆ぜ、芳明のアヤカシの群れが敵・味方全体に効果を及ぼす。劣勢になりつつあった敵側にこれは致命傷といってもよく。
「次はあいつを落とすぞ!」
崩れた部分を見つけ、眞由螺が切り込んだ。それを後押ししようと、遥日が同時にシューティングファンガスを放てば、見事な連携の前にまた一体のナイトメアビーストが倒れていった。
●B班(4)
扉が勢いよく開き、B班が礼拝堂に雪崩れ込む。
「どうやら、もう注意するべきは取り逃がさないことだけのようだね」
ラジカルフォーミュラで傷を癒しながら、宏が安堵の声を出した。
これで遂に全ての能力者達が礼拝堂に集結した。能力者達がひとりも欠けていないのに対してナイトメアビースト側は既に半数が倒れている。
「揺籠の君を復活させたクラヴィアス大聖者……ここまで来て、逃がしたら戦争で逝った人や皆に申し訳ない! この俺『ドラグライガー』が、絶対ぶっ倒す!」
龍之介が言い放てば、
「大聖者の討伐……ううん、運命小典範(こてんぱん)に則るなら朱雀コテンパンのフルボッコ、っていったところかなー」
レスチオーネもようやく会えたと軽口を叩いた。状況的に見て、もう敵に勝ち目は無い。
「なんというか、大聖者とか言う割には小物っぽいねー。ああ、大聖者とか名乗ってる時点で小物かな? ま、器じゃないよね。とっとと黙らせちゃおう」
更に、燈悟までもが挑発的なことを言うが、当の朱雀はあまり気に掛けているようではない。むしろ、薄っすらと笑みまで浮かべているではないか。
「ふっふふふ、そうやって私を挑発しようとしても無駄なこと。所詮はあなたたちも私の力を求めているのだろう? そう、この『クラヴィアス大聖者』を!」
●クラヴィアス大聖者
「うわぁー……思った以上の似非聖者っぷり……て言うか、ホントに痛い人だー」
「教祖とか…ネーミングとか…うん、オレでもわかる。イタイな! まぁでも、その能力は激しい戦いの中ではちょー厄介だからなぁ」
流羽と、いつきからすぐさまツッコミが入った。というか、あれが朱雀の自信の源であるとするならば、万にひとつも殺されることはないとでも思っているのか?
「とにかく、目の前にいる敵を思いっきりぶっ潰すだけだ!」
「悪いが……そこをどいてもらう!」
水夢が白虎絶命拳で、龍之介が龍顎拳で、言葉どおりに目の前のナイトメアビーストを打ち倒した。他の能力者達もこれ以上、戯言に付き合っていられるかと攻撃を再開。
「猫上さん、頼みます」
ケットシー・ワンダラーから魔力供給を受けた、景が炎の魔弾を撃ち込めば、
「これでも一応、銃器使いですからー」
と言って回復に回っていた、慧奈も攻撃に加わる。朱雀の周りでは乱戦模様が続いているが、その周囲では能力者達による包囲の輪が出来つつあり、
「これで『王手』だチェスヤロー!」
その包囲の一角である、琴子の炎の魔弾が一体のナイトメアビーストを魔炎で包み込んだ。当然ながら、敵側もこの状況を甘受しているばかりではない。
「このままでは捕まってしまう。一角を崩して退路を作り出すのだ」
遂に朱雀は逃げの一手を選択した。しかし、それは遅すぎたといえよう。
「よし――もらった」
信長が横合いから朱雀に紅蓮撃を叩き込んだ。もう周りに居るナイトメアビーストの数も一桁ほど。更に、衣都子が、ティアレスが、メイベルが全体を見渡して逃走経路を潰している。
「逃がさないわよ」
朱雀がこちらに視線を向けたのを見て、衣都子が満面の笑みを浮かべた。
「……分かった。非常に無念……いや『世界が滅びるのに等しい苦悩』を甘受しようではないか。そうだな、一度だけ、あたなたちの望むようにこの力を振るってやろう。それでどうかな?」
悪びれた様子も無く、朱雀は自信に満ちた顔で言う。その瞬間、互いに攻撃の手が止まった。
死者を生き返らせる。
戦いに身を置く、能力者達にとって死は身近なものだ。既に親しい人を亡くした者だって、この中にいる。ならば――、
(「こいつを生け捕りにする事が出来れば、命を落とした仲間も帰って来るのだろうか」)
宏のように考えてしまうのも仕方が無いことだろう。だが、その先は?
「世界がどうなっても帰ってきて欲しい、それも人の業だけど……。彼達がそれを望む筈は無い、よな。だから責任を持って討ち果たそう、それがきっと彼らの誇りを守る為になる」
言った意味が分からないと朱雀が、宏の顔を凝視する。
「死者を蘇らす能力、か……。いや、こんなんで蘇ってもアイツら、困ったように笑うくらいね。なら……アンタは目障りよ、消えなさい」
続いて、洋子も拒絶した。信じられないものを見るかのような顔付きで、朱雀は呆然としている。
「命は取り返しのつくようなものではなく、だからこそ意思や覚悟、そして命に価値がある。それを汚すというのならば、ぼくの存在意義へ明確に対立する『敵』だ」
秀一の声に、とうとう朱雀は怒りを露にした。
「分かっているのか?! この力を! 人類が今まで研鑽を重ねてきたその究極なのだぞ! この力は私が死んでしまえば、二度と体現することが出来ないかもしれないのだぞ!!」
声が荒い。ほとんど叫んでいる。自らの力がどれだけ素晴らしいものであるかを、また自身がどれだけそれを拠りどころとしているかがよく現れている。
「たしかにすごい能力よ。私だって、死んだ仲間や救えなかった人たち、全部生き返らせてと願ってしまいそうよ……っ。けどそれは決して許されない、『命への冒涜』に他なりませんわ!」
負けじと、今度はティアレスが言い放った。
「どれだけ言葉を飾っても変わらない……っ。今までの悲劇を無駄にさせない為にも、貴方はここで討ちますわ!」
続いた言葉に他の能力者達も強い決意を見せる。もう朱雀には何も言えない。目は口ほどに物を言う、これ以上、能力者達に向かって何かを言うことは彼には出来なかった。
「……撤退だ! 今すぐに私の道を作れ!」
故にとれたのは、自らを信奉する者達に命令を下すこと。
「これ以上巫山戯た能力をこのままにする気はない」
対して能力者達も、翔の言葉どおり逃がす気など毛頭ない。攻撃は朱雀に集まり、是が非でも倒すと残った力を全力で叩き込む。だが、ナイトメアビースト達も、また必死だ。
「大聖者様……お逃げくださいっ!」
「朱雀はおまえ達を守ったりしない。いい加減に目を覚ませ!」
必死の形相で向かってくる敵に、眞由螺が叫ぶ。無駄とは分かっていても叫んでしまうほどに彼らはどこか哀れに映った。次々と盾になって打ち倒されていく、その様はとても現実と思えない。
(「ナイトメアさんに憑かれる事が無ければ、あの人達は普通の生活を送れていたでしょうに……助ける事ができなくてごめんなさい……。それでも、わたし達にも譲れないものがあるんです……」)
蒼燈が最後の退魔呪言突きを打ち込めば、
「ここまで狂信的だと救いもないな」
恭も最後となった紅蓮撃を叩き込む。方や石に、方や魔炎に包まれたそれらは、さほど時間を置くこともなく、彼らが受け入れたくなかった『死』というものへと変わっていく。そして、それを取り除くはずであった元凶もまた風前の灯火だ。
「逃がしはしませんよ……!」
「射程範囲内だ、逃がすつもりはないッ」
幸四郎と、マリスから攻撃が飛んだ。だが、蒼天のルークが間に割って入る。さすがは伊達にルークの称号は得ていない。キングを守るために未だ耐え続けていた。
「あれだけの能力、さすがにまた使える状態で戦うのは嫌なのです。だからもう逃がすわけには行かないのですよ。ここで決着を付けちゃいます」
邪魔をしないでと、慧奈が銃撃するが――凌駕して立ち上がった。
「まだだ、まだ、倒れる訳にはいかない……」
「その心意気は立派だけど、こっちにだって負けられない理由があるから」
美雪が両手にはめた獣爪を交差させれば、直後にどさりと倒れ込む音がした。これでもう妨害しうる敵はほとんどいない。朱雀自身は壁まであと少しだが、その前にメイベルが立ち塞がる。小さな身体を補うように両手を広げて――朱雀がそれに気圧されて立ち止まった。
「華鵬院を逃すわけにはいかない……」
「逃げるな三下ぁ!!」
そこに、芳明がシューティングファンガスで足を止め、秀元の瞬断撃が肩元を切り裂く。
「自分の最期に名前でも付けてなさい」
最後を告げる洋子の声に、朱雀は思わず振り向き――迫り来る死神達を目にした。
「そんな厄介な能力また使わせる訳にはいかないんでね? ……ここで終わりにさせて貰うぞ」
無防備な状態で、マリスのクロストリガーが突き刺さり、
「馬鹿なっ……!」
朱雀が思わず声を上げた。彼の視界には止めを刺すのに十分なほどの攻撃が映っている。『生命の真理』に辿り着いても彼自身は死に打ち勝つことが出来なかったのだろう。その死顔はこの場にあるどれよりも無残で、それでいて哀れであった。
●戦いの結末
開いた穴からナイトメアビースト達が逃げていく。朱雀を失った今、彼らに戦うための理由も無ければ、覚悟も無い。それを追撃する能力者達の手によって、ほどなく討ち取られることだろう。
慧奈はそれを横目に見ながら戦いが終わったことを実感した。
「完全勝利ぃ〜!! だけど……なんだかモノ足りね〜の☆」
同様に戦いの終わり見て取り、水夢が大きな声を出した。無事解決して満足な気持ちと、もう少しだけ長く闘いを楽しみたかった気持ちが発露されている。
そんな様子に他の者達も安堵したようで、表情が僅かに緩み始めた。
「これで一先ず安心かなぁ〜? ……もしかして、此れを皮切りに新しいナイトメアビースト達も産まれたりするのかなぁ?」
されど、リリアの言うように不安もある。
「厄介な能力持った奴らばかりだからな……。また現れたりすると面倒な戦いになったりするのか――もう現れない事を祈るぜ」
正直なところ、将弥が言うように次が現れないようにと祈りたい。もっとも、現時点で能力者達にはこれ以上どうすることも出来ないのだが……。
「まぁ……なんとかなったのかな」
ペイントやら土埃で汚れた顔を拭いながら、一が内部を見回した。人が暮らせるだけの環境は整えていたようで、礼拝堂の中は掃除が行き届いている……いや、行き届いていたといべきであろう。今の惨状を見れば、ここが二度と使われることはあるまい。
「拝啓……カッコイイニックネームなんて要らないと思うぞ。私なんて『ああ・ああ』だ……なんてね」
嗚唖が朱雀の遺体の前で手を合わせた。
「亡くなった皆……それに敵だった人も、どうか安らかに……」
死んでしまえば敵も味方もないと、遥日が冥福を祈る。先の戦争でも多くの人が亡くなった。
(「願わくば、犠牲者には静かな眠りを……」)
景もそっと手を合わせる。隣では、幸四郎も被害に遭った人達のこと思って黙祷を捧げていた。
厄介な能力以上にナイトメアビーストとの戦いは被害が大き過ぎる。敵にも、そして能力者達にも。確実にいずれかの『命』が失われるのだから。
「さて、帰ろうか。待ってるみんなに報告だ」
そんな空気を破ったのは、一のひと声。
帰ろう、仲間達の待つその場所へ。ひとつしかない命を謳歌できるその場所へ。
マスター:
てぃーつー
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参加者:30人
作成日:2010/04/20
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冒険結果:成功!
重傷者:
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なし
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