鳩山首相、徳之島3町長の官房長官との会談拒否に「まだお願いする段階ではない」
普天間基地の移設問題をめぐり、瀧野官房副長官が、移設先に浮上している鹿児島・徳之島の3町長に電話で、平野官房長官との会談を要請し拒否されたことについて、鳩山首相は20日夜、「まだ移設先にお願いする段階ではない」との考えを示した。
鳩山首相は「私は、どのような思いで瀧野(官房)副長官が電話されたかわかりません。まだ、政府の考え方が最終的にまとまっているという状況ではありません。まとまった段階で、移設先になる地域にお願いをされるということはあろうかと思っておりますが、まだその段階ではありません」と述べた。
瀧野官房副長官は、20日午後、徳之島の3町長に、電話で「鹿児島市内で、平野官房長官と会談してほしい」と要請したが、3町長は会談を拒否したという。
また、北沢防衛相が20日、「5月末までの完全決着」は難しいとの見通しを示したことについて、鳩山首相は「まだ、あきらめの声だとは思っていない。鋭意努力している」と強調した。
(04/20 21:05)