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上野原市立病院:移転・建設計画 学校医不在問題 医師会、学校医委嘱を受諾 /山梨

 ◇市長には要望書

 上野原市立新病院の建設計画を巡って江口英雄市長と上野原医師会(渡部一雄会長)が対立し、市立幼稚園と小中学校の学校医が4月から不在となっている問題で、渡部会長が19日、市役所で大神田光司教育長に「これ以上学校医不在が続くのは市民に心配をかける」として学校医委嘱を受諾する文書を手渡した。日程のめどが立たなかった市内全16校の子供の健康診断は4月下旬以降行われる。【福沢光一】

 記者会見した渡部会長によると、16日の同会定例会で学校医不在問題を議論した。現在の市立病院長を含む会員16人中14人が出席。江口市長が医師会に対し行った「中傷」を謝罪するまで委嘱を受けるべきではないという強硬論も出たが、最終的には全会一致で委嘱の受諾を決めた。

 会見に同席した川原哲夫前会長は「学校医委嘱の要請に限れば、江口市長は配慮不足を陳謝し報道もされた。これ以上委嘱を突っぱねれば医師会に批判が集まる」と述べた。

 一方、同医師会は19日、江口市長あての要望と質問を文書で市に手渡した。文書は、現市立病院を運営する公益社団法人「地域医療振興協会」に批判的なグループに江口市長が依存して新病院建設などの医療政策を進めることに反対している。江口市長は「学校医の再開について、医師会の皆様に感謝の意を表したい。いただいたご意見などは引き続き話し合い、協力を求めたい」とのコメントを発表した。

毎日新聞 2010年4月20日 地方版

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