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弘前商議所が「懐かしマップ」発行
(04/16 10:23)
1935年の弘前市の街並みが分かるマップ
弘前市の中心街に関心を持ってもらおうと、弘前商工会議所が1935(昭和10)年の同市の街並みが分かる「ひろさき懐かし地図(マップ)」1万部を発行した。1人1部限定で、 同商議所、弘前市立観光館、まちなか情報センター、JR弘前駅観光案内所の市内4カ所で 配布している。
マップは「21あおもり産業総合支援センター」の助成金を活用。「新編弘前市史」付録の「弘前市案内図」を下地にした。
同商議所の職員が聞き取り調査し、現在も同じ場所で商売を続ける商店など97カ所を赤で、市が2008年度に「趣のある建物」に指定した15カ所を緑で色づけした。弘前公園や土手町商店街、禅林街など、昭和の大合併前の旧弘前市を網羅している。
同商議所まちそだて課の木下克也係長は「弘前は、中心街を走る道路などが今もほとんど変わっていない。地図が、なるべく多くの市民の手に渡り、自分たちの街について話題にしたり、考えたりするきっかけになれば」と話している。
同課は、マップで色づけした以外にも、営業継続中の商店がないか、現在も調査を続けているという。問い合わせは同課(電話0172-33-4111)へ。