連続試合フルイニング出場記録が途切れ、記者に囲まれ球場を後にする阪神・金本=横浜
阪神の金本知憲外野手(42)は18日、横浜スタジアムでの横浜5回戦で先発メンバーから外れ、1999年から続いていたプロ野球記録の連続試合フルイニング出場が1492試合でストップした。イニングとしては1万3686回で途切れた。
今季は開幕から「4番・左翼手」でフル出場していたが、右肩痛もあって前日まで打率1割6分7厘と低迷。自ら申し出て先発から外れた。試合は阪神が8-4で逆転勝ちした。
金本は八回に代打で出場。98年7月10日から継続している連続試合出場は1638に伸ばし、衣笠祥雄氏(元広島)の2215試合に次ぎ歴代2位。
「鉄人」の異名を持つ金本は、広島時代の99年7月21日の阪神戦から1試合も休まずに試合開始から終了まで出場。2004年に701試合連続フルイニング出場のプロ野球記録をマーク。06年には904試合にまで伸ばし、米大リーグ記録とされるカル・リプケン氏(元オリオールズ)の記録を更新した。
金本は92年にドラフト4位で広島に入団。03年にフリーエージェントで阪神に移籍し、18年ぶりのリーグ制覇の立役者となった。05年には最優秀選手(MVP)に輝いた。
(2010年4月18日)