◇…スポーツ報知の購読申し込みは、フリーダイヤル 0120-16-4341(イロ ヨミヨイ) まで…◇
◇…過去の記事は、ご使用のプロバイダのデータベース・サービスをご利用ください。…◇
文字サイズ100%
◆プロボクシング ▽10回戦 井岡一翔 判定 ヘリ・アモル(18日・大阪府立体育会館)WBA世界ライトフライ級、WBC同級ともに13位のホープ、井岡一翔(21)=井岡=はプロ4戦目で東洋太平洋ミニマム級7位のヘリ・アモル(26)=インドネシア=に大差判定勝ち。9回に生涯初のダウンを喫したが、陣営は年内の世界挑戦計画を明言した。また、日本スーパーフェザー級6位の仲村正男(22)=仲里ATSUMI=は2回KO勝ち。現役更新中で最多となるデビューから負けなしの10連続KO勝利をマークした。
8000人が騒然とした。9回終了際。試合を支配していた一翔がアモルの右カウンターに吹っ飛び、尻もちをついた。「こんなふうに倒れるものか」。スパーでもダウン経験のなかったエリートが、アマチュアと合わせて計109戦目で味わった屈辱に、完勝も笑顔はなかった。
アモルは昨年9月、3月に世界奪取に失敗した黒木健孝戦で、2人にフルマークをつけられて判定負け。それだけに「内容で上回りたかった」と一翔。試金石となる一戦でディフェンスの課題が見つかったが、試合後は「一番の収穫は倒されたこと。自信は失わない」と冷静に振り返った。
陣営も年内世界挑戦の青写真を変えるつもりはない。元2階級世界王者の井岡弘樹会長(41)は「僕もノンタイトル戦でダウンして世界をとった」と“吉兆”と断言。21歳は世界奪取最短記録(8戦目)へまい進するだけだ。
(2010年4月19日11時59分 スポーツ報知)