ゼブラーマンが大阪救う…１８日「ゼブオク」スタート

　ゼブラーマンが大阪の平和のために立ち上がった！！　俳優・哀川翔（４８）が主演する映画の５年ぶりの続編「ゼブラーマン　ゼブラシティの逆襲」（５月１日公開、三池崇史監督）の撮影で使用したグッズなど非売品２９点が出品されるネットオークション「ゼブオク」が１８日、ヤフーでスタート。落札金は大阪府に寄付され、ひったくりなどの街頭犯罪の一掃に役立てられる。

　映画のヒーローが、大阪の犯罪撲滅のために一役買って出た。大阪府は、ひったくり、路上強盗、車上狙いなどの「街頭犯罪」の件数が昨年まで１０年連続で全国最多。１１年連続の不名誉を何としても阻止したい府のワーストワン返上の取り組みに、犯罪を容認する無法都市“ゼブラシティ”で戦う正義の戦士・ゼブラーマンが協力することになった。

　ゼブラーマンはすでに１７日から掲出された犯罪撲滅ポスターに登場するなど大阪府警と協力したプロジェクトをスタートさせたが、今回は橋下徹大阪府知事（４０）がトップに立つ大阪府政に助太刀。映画関連グッズのオークションで落札された金額は、諸経費を除いて、大阪府にすべて寄付。治安対策に役立てられる。

　映画公開に先駆けてこの日出品されたのは、上映初日の５月１日に東京・丸の内ＴＯＥＩ〈１〉で行われる舞台あいさつで哀川、ゼブラクイーン役の仲里依紗（２０）ら主要キャストと記念撮影できる権利（１組２人）。写真はポスターでプレゼントされる。ほかにも、映画に登場する悪の手下・ゼブラポリスの使用済み衣装一式など全２９品が、５月２３日まで続々と登場予定。特撮ファンにはたまらない、プレミア必至の超レアアイテムも用意されている。

　犯罪撲滅について哀川も「ウソつかない、人の物をとらない、人を傷つけない。俺も子供の頃はそうしつけられた。安心できる街になってほしいですね」と、オークションに協力している。本サイトへは、ヤフーで「ゼブオク」と検索。

　◆「ゼブラーマン　ゼブラシティの逆襲」　ある朝、教師の新市（哀川）が目覚めると、知らぬ間に東京はゼブラシティと名を変えていた。時は西暦２０２５年。地球を救ってから１５年が過ぎていたのだ。突然、警官に発砲された新市は気を失ってしまい…。