野球:落球は命取り、外野フライは足で追え(上)
野球では、外野手のエラーがしばしば命取りにつながる。特に平凡な外野フライを落としてしまったときは、長打へとつながる可能性が高まるだけでなく、アウトカウントを増やすチャンスも逃がしてしまうことから、チームは意気消沈する。
今月11日、大邱で行われたサムスンとKIAの試合。サムスンのカン・ボンギュ外野手は、4回表2死1塁でチェ・ヒソプが放った平凡な左フライを落球した。このエラーで1塁走者は一気にホームを踏んだ。それまで好投していたサムスン先発のクルセタは、ガッツポーズもつかの間、まさかの失点まで許す羽目となってしまった。一方、棚からぼたもちで1点を得たKIAのベンチは一挙にお祭りムードとなった。続く5回にも2点を献上したサムスンは、2-3と痛い逆転負けを喫した。
■「足を動かしてこそ、打球もよく見える」
プロ野球選手にとって、外野の守備は簡単そうに見えて実はそうでもない。アマチュア野球界でも最も難しいとされているのが、外野フライにほかならない。外野守備の基本は、ボールの落下地点をすばやく見極めることだ。外野手が自分の頭上を越えていくボールを見上げながら「万歳」してしまうのは、打球の目測を過った結果で、安打性のライナーをダイビングキャッチするファインプレーは、打球の方向に向かっていち早く移動することができた結果といえよう。
野球の専門家たちは、外野手が70、80メートルも離れた所から猛スピードで飛んでくる打球を正確にキャッチするためには、「目」の力よりもむしろ「足」の力が大きいという。人は左右の目に映った像のわずかな違いから、遠いか近いかを判断する。
しかし、遠くから飛んで来る打球は、二つの目に映る像の違いだけでは正確な距離を測定しにくい。米国のエール大学物理学科のロバート・アデア教授が書いた「野球の物理学」と題する論文によると、ボールがバットに当たってから1秒後に外野手の目に映るボールの位置は、75メートル級のフライも100メートル級のフライもほとんど変わらないという。
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