学歴詐称の国会議員、罰金判決受けるも身分は維持

 第18回国会議員総選挙(2008年4月)の際に虚偽の学歴を記載し、公職選挙法違反などの罪で起訴され、差し戻し審で罰金80万ウォン(約6万6000円)の判決を受けた、与党ハンナラ党のアン・ヒョンファン議員(ソウル市衿川区選出)が、議員の身分を維持することが決まった。

 ソウル高裁は今月8日、アン議員に対する判決を言い渡したが、その後1週間、検察側・弁護側が共に上告しなかったため、罰金80万ウォンの判決が確定した。だが、公職選挙法の規定では、当選が無効になるのは罰金100万ウォン(約8万3000円)以上の刑が確定した場合となっているため、アン議員は議員の身分をそのまま維持することになった。

 アン議員は第18回国会議員総選挙の前に、米ハーバード大の大学院を卒業(公共行政学修士の学位を取得)したとする内容を記載したリーフレットや名刺を数万枚配付した。だが実際には、同大に在学した期間は1年間で、虚偽の内容を記載したとして起訴された。

鄭漢国(チョン・ハングク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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