野球:ロッテ・ロイスター監督が酔客とトラブル

 ロッテ・ジャイアンツのジェリー・ロイスター監督が酔客ともめるという事件が起きた。これは16日、ソウル・蚕室スタジアムで対斗山戦を終え、ホテルに向かうため球団バスに乗ろうとした際に発生したものだ。

 インターネットの掲示板には、これを目撃した人々の書き込みが相次いでいる。

 ロッテが4-6と敗れた後、ロイスター監督がスタジアムを出て、約50メートル離れた球団バスに乗ろうとした際、酒に酔っていると思われる男性ファンが英語で悪態をつき、ロイスター監督に近づいた。ロイスター監督がそのままバスに乗っていたとしたら問題は起きなかったのだろうが、監督は悪態をつかれ我慢できず、事件は起きた。

 目撃者らは「互いに大声を上げ、胸を突くなど軽い身体接触もあった」と話している。幸いコーチが止めに入り、ロイスター監督をバスに乗せ、すぐに出発したため、これ以上の事態は避けられた。

 ロッテ球団側はこれを事実と認めている。ペ・ジェフ球団社長は「そうしたことがあったと報告を受けた。幸い大きな事故にはつながらなかったと聞いている。遠征チームの安全は、ホームチームが責任を持つべきだが、選手らがスタジアムからバスまでかなりの距離を歩いて移動する際、警備員は一人もいなかった」とホームチーム側に対し、選手たちの安全に配慮してほしいと注文を付けた。

 ところが、斗山側は警備員を配置していたことが確認された。斗山側関係者は「この日は8回表から警備員4人がロッテの球団バス前に待機しており、そのうち3人は試合後、ロイスター監督の横で一緒にバスまでガードした。この際、例の件が起きたことも、警備員たちは目撃している。警備員は警察官ではないため、強く制止することができなかっただけ」と、ロッテ側の「警備員がいない」という発言は事実でないとしている。

 インターネット上には、ロイスター監督に悪態をつくファンを非難する書き込みや、これを無視できずにトラブルを起こしたロイスター監督の行動を批判する書き込みが次々と掲載されている。

蚕室(ソウル)=クォン・インハ記者

スポーツ朝鮮/朝鮮日報日本語版

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