記事入力 : 2010/04/16 17:00:35
【コラム】「4・19世代」による李承晩大統領の再評価(下)
政治学者の姜正仁(カン・ジョンイン)西江大学教授は、昨年行われたあるセミナーで、盧泰愚、金泳三両政権について、「軍事政権が少しずつ後退できる退路を整え、民主化を比較的穏やかに実現させた」と評価した。このような見直し作業が今後も続けば、現在「失われた10年」などと批判を受けている金大中(キム・デジュン)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)両政権に対する評価も、新たに見直されるようになるかもしれない。
4・19革命から50年、5・18光州民主化運動から30年、韓国戦争(朝鮮戦争)から60年、日本による強制併合から100年と、韓国は最近さまざまな意味で節目の時期を迎えている。これら大きな節目に、数々の紆余曲折を経た韓国現代史を改めて振り返り、その結果、「あくまでわれわれ内部の分裂だった」として国の力を結集するのか、あるいは立場の違いを再び明確にして、互いへの批判をエスカレートさせるのかはわれわれの行動にかかっている。辛抱強さという観点から韓国現代史を見つめ直せば、よくもこれほどまでに耐え抜いたといえるだろう。
金基哲(キム・ギチョル)文化部次長待遇
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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