「品質第一」を徹底する現代自・蔚山工場(上)

 先月25日、現代自動車の蔚山工場に入ると、「品質はわが社の誇り」と書かれた標語が目に入った。「一度確認・修正ゼロ、二度確認・不良ゼロ」「品質は市場を平和的に獲得する最も効率的な武器」「基本に帰りましょう」など、品質を強調する標語やポスターがあちこちに掲げられていた。

創設以来最大の生産量、品質検査強化

 エクウス、ジェネシス、トゥサンixを生産する第5工場では長さ1.3キロのベルトコンベアが稼働していた。中では機械音がしていた。第5工場は最近注文に追われ、毎日2時間以上残業し、月5回の特別勤務まで行うなど生産に拍車を掛けている。第5工場は、昨年9月からトゥサンixを生産し始め、今年2月末までで7万4000台を生産、6カ月連続で生産目標を超過して達成している。

 第5工場に勤務するパク・ハンジュンさん(50)は「市場での反応がいいため力がわく」と笑みを浮かべた。その横ではエクウスとジェネシスの組み立てが行われていた。トゥサンixは1時間当たり37台が生産されるが、エクウスは13台。プレミアム車種であるため勤続17-18年の熟練工が組み立て作業に投入される。ほかの車種に比べ品質検査の回数も2-3倍多い。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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