F1:FOM会長、韓国GPの成功に太鼓判

 「韓国でのF1(フォーミュラワン)の成功を確信しています」

 2110年までF1グランプリの運営権を持つFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)のバーニー・エクレストン会長が10日、全羅南道霊岩で開催されるF1韓国グランプリの成功に自信を示した。エクレストン会長は15日、金浦空港・コンベンションセンターで会見を開き、「霊岩サーキット建設の工事進ちょくに満足している。実際に来てみて、初のF1を成功させるため万端の準備を整えている」と語った。

 エクレストン会長は「ミスターF1」と呼ばれ、世界モータースポーツ界で最も影響力のある人物で、来韓は4年ぶり。

 エクレストン会長は「F1人気の広がりにおいて、アジアとりわけ韓国の役割が重要だ。自動車産業が発達した韓国がモータースポーツの発展に大きく貢献することを期待している」と話した。続けて「名前を明かすことはできないが、F1チーム創設を準備している韓国企業がある。必要ならいつでも支援する意向だ」と語った。

 エクレストン会長は同日午後、チャーター機で中国グランプリが開催される上海に向かった。中国グランプリは、16日から4日間行われ、ミハエル・シューマッハ(ドイツ)が参戦、成績の行方が注目されている。上海サーキットはシューマッハが区間記録(1分32秒238、04年)をマークした所。シューマッハは06年10月の上海グランプリで91勝目を挙げて以降、優勝から遠ざかっている。

陳仲彦(チン・ジュンオン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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