知識経済部、韓中FTAの締結推進を表明

 チェ・ギョンファン知識経済部長官は15日、李明博(イ・ミョンバク)大統領が招集した大統領府(青瓦台)の非常経済対策会議に出席し、最大の貿易相手国である中国との自由貿易協定(FTA)締結に向けた検討を行う方針を表明した。

 チェ長官は「中国市場での韓国企業の競争力を確保するため、韓中FTAの推進に向けた条件を検討する」と述べた。

 知識経済部の関係者は「中国とのFTA締結で、韓国企業が機会を先取りする必要がある」と強調した。

 韓国の産業界と学界はこれまで、中国とのFTA締結の必要性を主張し続けてきた。こうした中、中国と台湾がFTAに類似する経済協力枠組み協定(ECFA)を6月にも締結する予定で、台湾と競争関係にある韓国もそれに備えるべきだとの声が高まっている。李大統領は、「中国はFTAを強く求めている。両国は通商関係が拡大する中で、比較的摩擦が少ないほうだ。FTAは韓国の態度次第で時間の問題だ」と指摘した。

李性勲(イ・ソンフン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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