日韓議員連盟のトップに民主・渡部恒三氏

 日韓議員連盟(韓国の韓日議員連盟に相当)の会長が、自民党所属の森喜朗元首相から、民主党所属の渡部恒三元衆議院副議長(77)に交代した。渡部氏は韓国や韓国の政治家と特別な縁はないが、日本の政界では信望が厚く、連盟を率いるのに問題のない人物だという評価が出ている。

 渡部新会長は、森元首相や日本政界の最高実力者である小沢一郎民主党幹事長と同じく、1969年に初めて衆議院議員に当選し政界入りした。今回の交代も、小沢幹事長が勧め、森元首相が了解したものと思われる。

 日韓議員連盟の会長は、1972年の創立以来、一貫して自民党の重鎮が務めてきたが、昨年の政権交代以降、与党である民主党の人物に変えなければならない、という話が持ち上がっていた。韓国側の会長も、李明博(イ・ミョンバク)政権発足後の2008年からは、ハンナラ党の李相得(イ・サンドゥク)議員が受け持っている。

 渡部新会長は、自民党時代に厚生大臣・通商産業大臣などを歴任し、国会対策委員長も務めた。93年に自民党を脱党した後は、野党単独での政権樹立を粘り強く推進してきた硬骨の政治家だ。

東京=辛貞録(シン・ジョンロク)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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