月に氷蓄えたクレーター 北極に40カ所6億トンか【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は1日、月の北極付近で氷を蓄えているクレーターを40カ所以上発見したと発表した。 NASAはインドの無人月探査機「チャンドラヤーン1号」に搭載された機器を使って、太陽の光が当たらない月の北極周辺のクレーターを観測。氷を蓄えた直径2~15キロのクレーターを40カ所以上発見した。氷の量は合計で6億トンに上る可能性がある。 NASAの研究者は、「月面で水ができて、流れ、たまる現象が起きていることを物語っている」と指摘している。 昨年、同探査機の観測などで、月に豊富な水が存在することが判明し、人や無人探査機を送り詳細に調べるよう求める声が科学者の間で強まっている。 【共同通信】
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