普天間移設:「徳之島」白紙撤回を要請…首相に民主県連

2010年4月19日 21時13分 更新:4月19日 22時24分

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、民主党鹿児島県連の川内博史代表は19日、首相官邸で鳩山由紀夫首相と会談し、鹿児島県徳之島への移設案の白紙撤回を申し入れた。首相は「まだ正式な案が決まっているわけではない。白紙撤回も何も、そういう状況じゃない」と述べるにとどめた。

 川内氏ら鹿児島県選出国会議員は、首相に対し「自治体や鹿児島県知事、党県連にも正式な情報提供がない中で、徳之島案が報道されているのは大変遺憾だ。徳之島案は白紙撤回し、議論を整理すべきだ」と要請。徳之島で18日に開かれた反対集会を踏まえ「民意を重く受け止める必要がある」と指摘した。

 首相は19日、官邸で記者団に「徳之島の皆さんには、不安ばかり募らせてしまい、おわびを申し上げなければならない」と陳謝した。【山田夢留】

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