国会法改正“今国会で成立を”

民主党の小沢幹事長は山岡国会対策委員長と会談し、官僚の国会での答弁禁止を柱とした国会法などの改正案について、政治主導を確立するための内閣法などの改正案とあわせて、今月中にも審議入りし、今の国会での成立を目指す方針を確認しました。

この中で山岡国会対策委員長は、官僚の国会での答弁禁止を柱とした国会法などの改正案について、「以前から再三、野党側には衆議院の議会制度協議会で議論を始めるよう要請しているが、野党側は政局がらみの対応をしており、進んでいない」と報告しました。そのうえで山岡氏は「強引に進めれば野党側が反発し、終盤国会は、沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題も含めて、にぎやかになるかもしれないが、覚悟のうえで進めたい」と述べました。これに対し、小沢幹事長も「わかった」と述べ、国会法などの改正案は、政治主導を確立するための内閣法などの改正案とあわせて、今月中にも審議入りし、今の国会での成立を目指す方針を確認しました。このあと、山岡氏は平野官房長官と会談し、こうした方針を伝えるとともに、郵政改革法案についても、今の国会で成立させるため速やかに提出するよう求めました。