曲がるタッチパネル――6月にも製品化
この「曲がるガラス」は、0.02mmの薄板ガラスと、耐熱性、光学特性、絶縁特性など用途に応じた特性を持ったフィルムとを貼り合わせることによって製造できるという。
展示されていた「amic タッチパネル」は同ガラスとPETフィルムを貼り合わせたタッチパネルで、総厚が0.17mm~0.2mmと薄く、かつ軽いのが特徴で、PETフィルムに透明導電膜(ITO)などの成膜加工を施すことで、LCDパネルからのノイズを遮断することが可能だという。ブースでは3.2インチ、3.5インチ、6.5インチ、7.0インチの4種類が展示されていた。
用途としては有機ELディスプレイや半導体デバイス基板、パッケージング材料などで、タッチパネルでは電子ブックなどにも使われるという。ミクロ技術研究所の担当者によると、6月にも同製品を採用した電子ブックが発売される予定だとしている。
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「国際タッチパネル技術展」のタッチパネル関連の製品の中では、プロジェクターの映像を直接タッチし操作するタイプの製品が多くみられた。
シャープは2日、3Dと2Dの切り替え表示が可能なタッチパネル液晶ディスプレイを開発したことを発表。裸眼での立体表示に対応する。
ハロッズは19日、ポータブルAVプレーヤー「eT4300」を発表。23日から発売を開始する。価格はオープンで、同社直販サイト価格は18,000円。