大阪拘置所(大阪市都島区)の収容者が購読できる新聞が読売、産経の2紙に限られていた問題で、同拘置所が2月から購読対象に朝日新聞を加え、計3紙としていたことがわかった。外部の識者でつくる大阪拘置所視察委員会が19日、明らかにした。
大阪拘置所は、視察委から種類を増やすべきだとの意見を受け、昨年末に収容者に希望調査を実施。調査で上位を占めた読売、朝日、産経の3紙を2月1日から購読対象とし、収容者がうち1紙を選べるようにしたという。
視察委は3月、「今後は他の全国紙や地方紙、スポーツ紙も対象に入れるべきだ」とする意見書を提出。しかし拘置所側は「仕分け業務などが増えるため、これ以上は困難」と回答したという。