A-GYO、『アスパラガスの師匠』に会い行くの巻 [2009年02月14日(土)]
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やっぱりさ、野菜を栽培する上で、他の農家さんを見学するってのは必要だと俺は思うわけよ。 …と、いうわけで、 昨日は、群馬県昭和村まで行ってきました! 今回訪問した農家さんは『蟻塚農園』の吉澤さん。 んで、目的の作物はアスパラガス! 俺はアスパラガスの栽培を初めて今年で5年目になるのだが、『蟻塚農園』の吉澤さんは俺にとって『アスパラガスの師匠』というべき人物。 俺が吉澤さんに初めて会ったのは5年前の冬。 俺がアスパラガスを栽培してみたいと懇意にしている種屋さんに言うと「鰍ンかど協和」のSさんを紹介してくれて、で、そのSさんが「アスパラガスならこの人!」と紹介してくれたのが吉澤さんだった。 俺はそれから毎年最低1回は吉澤さんに会いに行っている。 では、ここで『蟻塚農園』のアスパラガスを紹介したいと思います。 アスパラガスは春先から夏にかけて収穫するのが一般的なのだが、「蟻塚農園」では『伏せ込み栽培』と呼ばれる方法で冬〜春先にかけて収穫する作型である。 『伏せ込み栽培』ってのは、1年ないし2年育てたアスパラガスの株を掘り上げて、ビニールハウス内で電熱線で加温して寒い冬場に収穫する栽培方法だ。 まあ、言うより見てもらったほうがいいかな。 コレが『伏せ込み栽培』のアスパラガス(ブログに掲載許可済み)↓ すごいっしょ? アスパラガスがにょきにょき出ているでしょ? でも吉澤さん曰く「今年は昨年夏の天気が悪くてアスパラガスの株の出来がイマイチであまり量が取れない」とのこと。 いやいや、俺から見たら十分すげえアスパラガスだと思いますよ! さらに吉澤さんは3年前からホワイトアスパラの栽培も始めている。 普通ホワイトアスパラは、露地栽培で上にもみ殻を厚く敷き詰めて、アスパラガスを日に当てないように栽培するもの。 だが、吉澤さんはホワイトアスパラも『伏せ込み栽培』で栽培している。 多分、今現在日本でこの栽培方法でホワイトアスパラ作っているところはこの『蟻塚農園』以外ないと思われる。 本来はこの栽培方法は企業秘密的なことなのだが、今回は特別においらのブログに乗せることを許可してもらいました(吉澤さんありがとうございます! では、早速どういう風にホワイトアスパラを作っているかを見てみましょう!こんな感じで栽培してます↓ こういう風にハウスに遮光フィルムを張って、そこにアスパラの株を伏せ込み加温します。 するとこんな感じでホワイトアスパラができます…↓ スゴくね?ホワイトアスパラがにょきにょき生えてます! 本当にすげえ!毎年見てるけど、何度見ても感動できる光景です! ホワイトアスパラの国産は多分この時期ここ以外はないと思われるから、それも手伝ってなんかすげえ感動する。 俺もいつかこんなアスパラガスを作るぞって思うよ。 さて、アスパラを見せてもらったら、次は色々な話をする。 実は俺が吉澤さんに会うわけはアスパラガスの勉強だけが目的ではだけではない。 吉澤さんって人は、俺にとって『プロのアスパラ生産者』であるとともに、『優れた農業経営者』であり、『尊敬できる子育ての先輩』である。 なんだろ、『第二のオヤジ』って感じかな? 吉澤さんは人間的にものすごい魅力のある人。だから、俺は毎年会いに行きたくなるんだと思う。 初めの2年間ぐらいはアスパラメインだったけど、実はここ数年はアスパラよりも農業経営に対する考え方や、父親として子育てのアドバイスとか、一人の男としての生き方とか、そういう人生相談的な話をすることが多くなった。 今回も人生相談的な話がメインだったりして(笑)。 おかげで今回も自分の進む道のヒントを得ることができました! しかし、吉澤さんは本当にすげえよ。 俺と4時間ぶっ続けで、会話が途切れず話すことのできる人はそうそういないからね(笑) 吉澤さん、今回も貴重な時間を俺に頂きまして本当にありがとうございます! さ〜て、吉澤さんと話して気力120%UPしたし、今日からまた頑張るぞ!! |