政府が今週23日から行う事業仕分けに向け、仕分けに参加する国会議員が19日、独立行政法人の「都市再生機構」や「国立科学博物館」の事業を視察し、民間への業務委託のあり方や経費が適切に使われているかなどについて聞き取り調査を行いました。
国土交通省所管の「都市再生機構」が賃貸している東京中央区の住宅や駐車場の視察では、管理業務を民間に委託する際の契約が適切に行われているかなどについて、担当者から聞き取り調査を行いました。また、文部科学省所管の「国立科学博物館」が歴史的な資料として羽田空港で保管している戦後初の国産旅客機YS−11型機の視察では、機体の保管に年間およそ900万円がかかっているといった説明を受けました。視察を行った民主党の蓮舫参議院議員は記者団に対し、「YS−11型機については、ベストの保管方法だとは思うが、経費として適切かは議論していきたい。民間に協力してもらえるさまざまな知恵はあると思う」と述べました。