−−今夏参院選へ向けた、いまの心境を聞かせてください
「国民新党の亀井さんと話をしているだけ。亀井さんとの話で(国民新党から)出なくなったときは、今回の政界への進出は一切無くなります」
−−一部に民主党と“復縁”したといった報道がありましたが…
「事実無根。民主党選対委員長の石井一=75歳=は、『済まなかった』という詫びもなく、『下っ端に騙されたヤツが悪いんだ』みたいに言っているようですね。バカなジジイのところでやるつもりはないですよ」
−−国民新党からの出馬は前向きと考えていいのでしょうか
「現時点で亀井さんに出るとも出ないとも返事していません。ただ、亀井静香という政治家を見たとき、中小企業救済のために借金の返済を先延ばしにし、郵政の派遣社員の雇用促進を訴えるなど、血の通った政策をしていると実感します。外国人参政権の問題も反対しており共感できる。血の通った政治家は亀井静香氏しかいないと思います」
−−他に血の通った政治家は見あたらないと
「小泉首相の頃、日本人大学生がイラクに行って、首を切られて死んでしまったことを『自己責任』と言った。今回も中国で日本人が4人死刑になった。うち1人は現地の知人から頼まれた荷物を預かって死刑になったようだが、裁判に対して日本側からなんのアプローチもないまま処刑されてしまった。鳩山さんの言い分は『しょうがないですね』。これはひとでなしです。政治家が日本人、日本を守らなくて誰が守るんですか…」
−−亀井代表との間で、出馬か否かの結論をいつ出すのでしょうか
「遅くとも5月上旬ごろには出したいと思っています。亀井さんとは仲介者を通してやりとりしています」
−−民主党から再アプローチがあったのですか
「それはありました。あったけど、責任の取れない人間と何を話してもムダです」
−−民主党と再び手を結ぶ可能性は
「ないです。まず謝罪も無いのに、話をするもなにもない。こっちは手弁当で全国を歩き回り、(民主党の)衆参両院応援して、30−40人当選させました。北海道から九州まで回って…」
−−国政で目指すものは
「特別会計にメスを入れます。いまの政治は全て八百長です」