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井岡一翔デビュー4連勝/ボクシング

10回、井岡(右)はアモルに左フックを打ち込む(撮影・加藤哉)
10回、井岡(右)はアモルに左フックを打ち込む(撮影・加藤哉)

<プロボクシング:ライトフライ級ノンタイトル10回戦>◇18日◇大阪府立体育会館

 プロボクシング元世界2階級制覇王者・井岡弘樹氏のおいで、WBA、WBCライトフライ級13位の井岡一翔(21=井岡)が、生涯初のダウンを喫した。インドネシア・ミニマム級王者アモル(26)に3-0判定勝ちでデビュー4連勝としたが、9回終了間際に右ストレートをあごに食らって尻もちをついた。

 6~7点差の完勝だったが、試合後の井岡の表情はさえなかった。「ダウンは油断した。情けない姿を見せて申し訳ない。倒せずに悔しい」。宣言していたKOを逃し、アマチュア時代からスパーリングを含めても自身初というダウンまで喫しては当然だった。

 これでデビューから4連勝。身長で12センチ下回る相手は的が小さく、やりづらさが見えたが、左アッパーを軸にポイントを連取。「いい打ち方はできた」と収穫も口にした。今後の方針は変えず「今年中に記録を更新したい」と、世界王座獲得の国内最短記録(8戦目)の年内更新を目指す。【大池和幸】

 [2010年4月19日8時47分 紙面から]


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