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青木が米国初進出戦で完敗／ストライクＦ

＜ストライクフォース＞◇１７日（日本時間１８日）◇米国テネシー州ナッシュビル◇ブリヂストンセンター

　ＤＲＥＡＭライト級王者の青木真也（２６＝パラエストラ東京）の米国初進出は完敗に終わった。１７日（日本時間１８日）に米テネシー州ナッシュビルで行われたストライクフォース（ＳＦ）に参戦。ＳＦ同級王者ギルバート・メレンデス（２８＝米国）に挑戦したが、得意とする寝技を嫌った王者に的確なパンチを浴び続けた。最終５回まで戦ったが、ケージ（金網）を背に攻められてジャッジ３人が４５－５０のフルマークをつける判定負けだった。

　会場で観客が日の丸旗を掲げる中、青木は堂々と花道を入場。１回に王者の左腕をつかみながら倒れて三角絞めを仕掛けたが、これが唯一の見せ場。以降は捕獲できず、逆に青木は相手打撃で鼻から出血し、顔も腫れた。

　計１８回のタックルをすべて切られた青木は「完敗です。日本のＭＭＡ（総合格闘技）は負けたと思われるかもしれないが、ボクの気持ちは折れていない」。ＤＲＥＡＭ笹原イベントプロデューサーは「日本格闘技のエポックは敗北から始まる。ひとまず米国に奪われたが、取り返しにいけばいい」と対抗戦の継続を強調した。

　［2010年4月19日8時47分　紙面から］