基地を「米国官有資産」、米軍岩国新看板
2010年4月16日(金)掲載
米軍岩国基地の境界金網フェンスに取り付けられた新たな看板
米軍岩国基地(岩国市)の境界金網フェンスに新たな看板「米国官有資産 侵入無し」が取り付けられていることが15日、分かった。看板を確認した空母艦載機岩国移駐に反対する広域住民団体の「瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク」の久米慶典県議は「提供施設である基地を米国官有資産とするのは、米軍の占領意識の表れだ」と指摘している。
同住民ネットワークによると、3月29日に基地周辺を訪れた際に新たな看板はなく、4月に入って取り付けられたものとみられる。同フェンスには「在日アメリカ合衆国軍事施設・区域 無許可立入りは日本法規により処罰されます」の看板が取り付けられており、新たな看板は基地正門ゲートから北門ゲート、海側に向け既存の看板の中間付近に取り付けられた。
久米県議は「基地は安保条約に基づき提供されているもので米国に差し上げた訳ではない。官有資産というのは安保条約、地位協定の内容を正確に反映していない」と指摘。県に報告したという。
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