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本当にこれでいいのか…真弓監督苦渋の決断

<横・神>試合前のメンバー表交換を行う真弓監督
<横・神>試合前のメンバー表交換を行う真弓監督
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 【阪神8―4横浜】苦渋の決断だった。先発メンバー交換の5分前。真弓監督が書き換えたメンバー表に「金本」の名前はなかった。

 「(金本が)“チームの勝利のために記録が途切れてもいい”と言ってくれた。メンバー表を(審判員に)渡す時には“本当にこれでいいのかな”と思ったし、寂しい気持ちになった」。試合開始直前のシートノック後には全員をベンチ裏に集め金本が先発から外れることを伝えた。

 昨年から指揮を執る真弓監督にとって、金本は絶対的な存在だった。金本を中心に戦略を練り、戦術を立てた。しかし、そうではなくなった。「1試合でも1イニングでも長く続けてほしいと思っていた」は本音だ。しかし、真弓監督の思いとは裏腹に金本の記録が「足かせ」にもなっていた。

 3月に右肩を痛めた金本には常に守備の不安がつきまとい、送球すらままならなかった。加えて故障の影響は持ち前の打力にも影を落とす。またシーズン終盤の消化試合でも出場を続ける鉄人の存在ゆえに若手選手の出場機会は必然的に減った。新戦力が台頭しづらいチーム状況は偉大過ぎる記録の負の側面だ。

 だからこそ金本は決断した。指揮官にはそんな心中が痛いほど分かる。「気持ちの張りがなくなるのが怖いので、これからも元気を出してやってもらいたい。1日も早く右肩をいい状態に戻してほしい」。主砲はチームの勝利を最優先した。そして真弓監督は先発メンバー表を書き換えた。 試合結果

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