拉致事件隠蔽・擁護言行

ここでは、 北朝鮮による国家テロ「日本人拉致事件」の隠蔽を図ったり、北朝鮮政府の擁護を行った在日朝鮮人と左翼の発言を掲載していきます。

【文中敬称略・肩書は当時のもの】


2002年9月17日以前の発言

・辛淑玉【人材育成コンサルタント】
「仮に北が日本人を拉致したとしても日本人は批判できるだろうか。戦争中、膨大な数の朝鮮人を国家の名の下に拉致した歴史的な事実がある。いまなぜ日本に多くの朝鮮人がいるか考えてみてほしい。自国の歴史を忘れた発言が多すぎる」
出典元:1988年2月26日付「朝日ジャーナル」より

・呉一進【ジャーナリスト】
「この『疑惑』は、北を崩壊させることを目的とする専門謀略機関である『国家安全企画部』(安企部)によって周到に仕組まれ、日本に向かってタイムリーに発信させることによって生じたものだ。」
出典元:1997年4月17日『朝鮮時報』より

吉田康彦【埼玉大学教授】
「疑惑発覚のタイミングがあまりにも絶妙で、正体不明の亡命工作員の証言なども信ぴょう性に乏しくいい加減だ。きわめて政治的な色合いの濃い仕掛け爆弾、政治工作だと考えられる」
出典元:1997年5月27日、国際紛争予防研究機構主催「岐路に立つ日本外交」での発言
「ら致疑惑は二十年前の「事件」であり、必要とあれば二国間で解決すべき問題である。そのために、中断状態にあるとはいえ、日朝国交正常化交渉があるのだ。わけても、横田めぐみさんという新潟の十三歳の少女の失そう事件は、韓国に亡命した北の工作員がピョンヤンで聞いたという伝聞に基づくものであり、しかもその亡命工作員が特定されておらず、韓国安企部の情報操作に躍らされたというのが実態である。大量の飢餓発生阻止のための緊急人道援助を、日本政府が拒むべき理由とはならない。」
出典元:1997年7月1日「民族時報 第824号」より

・渡辺武達【同志社大学教授】
「20年前にあった『新潟少女の行方不明』については、なぜ『北朝鮮に拉致された』と断定するのか、その根拠が何もない。逆に『北の犯行ではない』という証明も難しい。KAL機行方不明事件もそうだったが、明らかに共和国のイメージをダウンさせる情報操作の一環として使われている。」
出典元:1997年6月26日『朝鮮時報』より

・北川広和【社会科学研究所研究員】
「産経新聞に掲載された工作員の証言を検討すると、拉致の事実がはっきりするのではなく、拉致疑惑事件が安企部の脚本、産経の脚色によるデッチあげ事件との疑惑が浮かび上がる。」
「二〇年前に少女が行方不明となったのは、紛れもない事実である。しかし、それが北朝鮮の犯行とする少女拉致疑惑事件は新しく創作された事件というほかない。証拠は何一つない事件、本当にいるかはっきりしない元工作員の又聞き証言だけが根拠となっている事件、その証言内容も矛盾だらけの事件、そして新しい意味付与がなされている事件、それが拉致疑惑事件の実態である。
拉致疑惑事件は、日本政府に北朝鮮への食糧支援をさせないことを狙いとして、最近になって考え出され発表された事件なのである。」

出典元:1997年7月「月刊社会民主7月号」
「自分の子供を救うために、相手の子供を人質にとり、飢え死にさせようと考える親がいるだろうか。子を想う親の気持ちはみな同じであるはずである。本当に『北朝鮮が拉致した』と考えるならば、あらゆる機会をつくり利用して、北朝鮮側と交渉する場を持ち、安否を確かめようとするのが親であり家族ではないか」
出典元:北川広和『南北朝鮮をどう読むか』(1997年)
「日本政府はまず。『家族を拉致された』と思い込んでいる人々(7件10人が拉致された疑いがあると警察も発表している)を説得しなければならない。99年11月29日、『拉致家族』が訪朝する議員団を訪れて、『拉致された日本人の救出なくして国交交渉を行ったり援助したりするな』との要請文を手渡した。
交渉しないでどう救出しろというのだろう。人道援助を妨害する権利は誰にもない。人道支援の妨害を目的とした行為は、それがいかに人道性を帯びようとも、非人道的行為である。」
出典元:北川広和『北朝鮮バッシング』(2000年)

・井上周八【チュチェ思想国際研究所理事長】
「『少女拉致事件』はまったくのデマです。朝鮮語もできない日本の少女をわざわざ危険を犯して新潟の港から拉致しても何の価値もありません。また連行したという証拠は何もなく、南朝鮮の国家安全企画部とか『北朝鮮の工作員』であったという者の『証言』なるものをもとにしたデマ情報にもとづいています。」
「まったくのでっちあげをあたかも本当であるかのように流していますが、一方で第二次世界大戦中に朝鮮人民を日本に強制的に連行したり、従軍慰安婦にしたといった歴史的事実に対して日本政府は謝罪も補償もしていません。」

出典元:1998年10月号『キムイルソン主義研究』より

・伊藤成彦【中央大学教授】
「日朝国交正常化交渉の中断は、日本側が共和国にたいして、『核疑惑』や大韓航空機爆破犯の女性の日本語教師だったとされた『李恩恵』など何の根拠もない問題をもちだした結果でした」
出典元:1999年10月号『キムイルソン主義研究』より
「(国交正常化交渉で)もう一つ懸念されるのは、行方不明者の問題、日本政府が主張しているいわゆる『拉致問題』です。『拉致問題』にはいっさいの証拠がないため、これをとりあげてハードルを高くしようと思えば無限に高くしていけます。」
出典元:2000年7月号『キムイルソン主義研究』より

・金光正【九州朝鮮高級学校校長】
「『北朝鮮拉致疑惑』をあたかも真実であるがごとく作り上げ、『疑惑』をガセネタで膨らましながら、人々に“北朝鮮脅威”を生め込むにある。
何をしでかすか解らない国、テロ国家として『反北朝鮮感情』を呼び起こし、コメ支援も、日朝会談にも応じないよう手足を縛る役割を果たしている。」

出典元:1999年12月20日、九州朝鮮高級学校ホームページ資料集(現在削除)より

・梁明哲【ジャーナリスト】
「安企部(引用者注:韓国の情報機関のこと)の情報、それをアナウンスしてきた『現代コリア(引用者注:「現代コリア研究所」のこと)』、石高(引用者注:朝日放送の記者)ら、
三条市の少女の件
(引用者注:拉致監禁犯・佐藤宣行による新潟少女監禁事件のこと)も含めて、なぜ『北朝鮮拉致』だとするのか、謀略のプロ集団である安企部の情報によらない根拠を提示してほしいものだ。そのことを主張してきた者たちの義務であろう。」

出典元:2000年7月号『統一評論』より

・坂本義和【東京大学名誉教授】
「先日、横田めぐみさんの両親が外務省に行って、まず、この事件の解決が先決で、それまでは食糧支援をすべきでないと申し入れた。これには私は怒りを覚えた。自分の子どものことが気になるなら、食糧が不足している北朝鮮の子どもたちの苦境に心を痛め、援助を送るのが当然だ。それが人道的ということなのだ。」
出典元:2000年8月14日『朝鮮時報』より
【踊る埴輪より】つまり、自分の娘よりも赤の他人の北朝鮮の子供たちのことを思い遣るべきだ、と言っているのです。親子の情を無視した暴論と言えましょう。

・銘苅三郎【沖縄観光コンベンションビューロ前常務理事】
「(マスコミは)キムイルソン・キムジョンイル体制は『世襲制』であるとか、日本人を『拉致』したとか、『テポドン・ミサイル』や『核開発』を行っているとか、情報が閉鎖されており国民には国の様子がまったく知らされていないなど、さかんに悪宣伝をしています。」
出典元:2000年10月号『キムイルソン主義研究』より

・鎌倉孝夫【東日本国際大学学長】
「何の根拠もない『拉致問題』や各国の主権に関わるミサイル問題などをもちだしては日朝交渉をひきのばし、植民地支配をはじめとする共和国への侵害にたいしては、謝罪と補償をおこなおうとしていません。」
出典元:2001年1月号『キムイルソン主義研究』より

・清水澄子【朝鮮女性と連帯する日本婦人連絡会代表】
「日本は過去の問題があるにもかかわらず、これを急ごうとしていない。常に、『ミサイル』とか『李恩恵』、今度は『拉致疑惑』など、自分自身の過去の清算が第一の課題なのに、他の問題を同列にもちこんでいる。
これは、やはり、朝鮮民族に対する決定的な差別意識があるからだろう。」

出典元:2001年1月1日、日本労働党のインタビューより

・土屋公献【元日本弁護士連合会会長】
「日本政府は謝罪と賠償の要求に応じるどころか、政府間交渉で疑惑に過ぎない行方不明者問題や『ミサイル』問題を持ち出して朝鮮側の正当な主張をかわそうとしている。破廉恥な行動と言わざるを得ない。」
出典元:2001年4月13日『朝鮮時報』より

・辻元清美【社会民主党代議士】
「こういうこと(引用者注:話し合いによる解決)を弱腰だと言う人に言いたいのは、『声高に非難して帰ってくるんですか、道が開けるんですか?』ということ。
国交正常化の中では、戦後補償が出てくるでしょう。日本は、かつて朝鮮半島を植民地にして言葉まで奪ったことに対して、北朝鮮には補償を何もしていないのだから、あたりまえの話です。そのこととセットにせずに、『9人、10人返せ!』ばかり言ってもフェアじゃないと思います。」

出典元:2001年11月12日「cafeglobe.com」の「ガールズ・ビー・ポリティカル!」での発言


2002年9月17日以後の発言

・又市征治【社会民主党参議院議員】
「朝鮮側から、不正常な両国関係の下で生じた拉致問題の情報提供と謝罪、不審船問題と再発防止及びミサイル発射実験の無期限延期などについても表明がなされた。特に拉致問題については、ご本人たち並びにご家族の心情を思うと言葉を失い、憤りを覚える。引き続き徹底した調査・解明を求める。
一方で、果たすべき戦後処理もせず、逆に朝鮮を仮想敵国としてきた故の不幸な出来事であり、歴代政府の責任も重大であると言わねばならない。」

出典元:2002年9月18日又市征治ホームページのメッセージより

小田実【作家】
「1963年に日本が韓国との国交正常化に歩み始めたときから北朝鮮とも国交回復していれば、拉致はなかった。〈中略〉この究明と(拉致被害者家族に対する)国家補償の追及が、国交正常化の第一歩だ。
一方、日本は朝鮮半島を植民地化する国家犯罪を犯した。金日成(総書記)は少なくとも拉致について謝罪したが、日本は従軍慰安婦問題で謝罪も補償もしていない。今こそそれをすべきだ。
日本が国家犯罪を清算せず、国交ができないために、北朝鮮の国家犯罪による自国の犠牲者を生んだ。日朝両国が国家犯罪を認め合い反省することが、これからの『国交』の土台となる。」

出典元:2002年9月18日『毎日新聞』より

・山口正紀【「人権と報道・連絡会」世話人】
「日本が戦後一貫として取ってきた朝鮮敵視政策と米日韓の軍事包囲。それ抜きに、朝鮮の『軍事独裁国家』化やミサイル開発などの軍事戦略を語ることはできない。拉致事件が、その延長線上で起きた暴走であるとすれば、日本はただ朝鮮を非難するだけではすまない。」
出典元:2002年9月27日号『週刊金曜日』より

・田英夫【元社会民主党参議院議員】
「金日成時代の1972年に旧社会党の同期の人間と初めて訪朝し、これまでに10回くらい行った。金日成主席とは3回会ったが、人間としてリーダーとしてすごいやつだと思った。独裁者という感じではなく、北朝鮮の人たちが尊敬するのも無理ないと思った。それだけに世界から親しまれない国になっているのは惜しまれる」
「拉致の問題は北朝鮮のことをある程度知っているだけに『まさか』という気がしていたし, 大韓航空機爆破事件の金賢姫元工作員が李恩恵のことを話したときも、教育係として拉致するなど考えられないと思っていた。かなりまゆつばだと思っていた。表通りの部分しかみていなかったから秘密組織の部分は分からなかった。ただ影の部分はどこの国にもある。米国にもある。」
「北朝鮮に行って影の部分をみようとしても不可能だ。そういうことにこだわるよりも、イデオロギーの違いを超えて北朝鮮が国際社会の中に入ってくることが大事。拉致被害者の家族の皆さんにはお気の毒だが、拉致問題を理由に国交正常化をせず平和の方向に行くことをとどめるべきではない。ご家族の感情はよく分かるが、一緒にするのは問題が違う」
出典元:2002年10月8日『産経新聞』より


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ハングル板"拉致事件"資料室
目を閉ざしてはいけない 拉致被害に否定的・消極的だった者達の発言
 

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