普天間問題 移設先に浮上している鹿児島・徳之島で1万5,000人規模の反対集会
沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設先に浮上している鹿児島県の徳之島で、1万5,000人規模の反対集会が開かれた。
青年団体代表の實田健次さんは「米軍基地移設は、この島の自然も、この島の平和も脅かすものです。島人の心を踏みにじるのはいい加減にしろ」と訴えた。
人口2万6,000人の徳之島で、これだけの規模の集会が開かれるのは、極めて異例のこと。
会では、町長や住民の代表がこれまでの政府の対応に怒りを表しながら、基地の移設反対を強く訴え、「長寿・子宝・癒やしの島に米軍基地はいらない」とする決議文を採択した。
参加者全員でシュプレヒコールを上げた。
伊仙町の大久保 明町長は「100%に近い方々が反対だというところに、最高権力者であっても、打診をすることはできない」と話した。
鳩山首相が5月末までの決着を掲げる政府案の取りまとめだが、その前提となる「地元の理解」を得るのは極めて厳しい情勢となっている。
(04/18 23:52 鹿児島テレビ)