十勝毎日新聞社ニュース
2010帯広市長選 舌戦 最高潮
2010年04月17日 14時42分
帯広市長選挙戦は最終盤、16日に米沢則寿候補、17日に上野敏郎候補の陣営が、大規模な集会を開いた。各会場には大勢の支持者が結集、必勝を誓い合った。
「必勝はちまき」を締めて支援を訴える上野敏郎候補(中央)と神谷博之候補(左)=17日午後0時20分、藤丸前
上野陣営 中川郁子氏ら激励
帯広市長選の上野敏郎候補、市議補選の神谷博之候補は17日正午、市内中心部の藤丸前で最終の街頭演説を行った。
神谷選対本部長の小野寺秀道議、上野選対本部長の清水誠一道議に続き、故中川昭一元財務・金融相の郁子夫人が「主人が生前訴えていた『十勝・日本があぶない』という言葉を多くの皆さんに伝えたい一心で応援してきた」とあいさつ。上野氏を推薦する公明党十勝総支部長の大石清一市議も激励した。
神谷氏は「中川先生と見てきた帯広のまちづくりを受け止め、議会で汗をかきたい」、上野氏は「1期4年間2200万円の市長退職金を全面撤廃し、本当に市民の役に立つ所である市役所をつくる。私は古い時代の即戦力ではない。過去を大切に平成の開拓者、帯広の開拓者として帯広をつくる」と訴えた。
上野氏はとかちプラザ西側、ダイイチ東店・みなみ野店などでも街頭に立ち、有権者に最後の訴えをした。
米沢則寿、三井寿果両候補の応援演説に駆け付けた松山千春氏(左)=16日午後6時半、5番館ビル前
帯広市長選の米沢則寿候補、市議補選の三井寿果候補の「街頭大演説会」が16日午後6時、市内中心部の5番館ビル前で開かれた。両候補を推薦する新党大地の代表世話人で歌手の松山千春氏が応援演説を行った。
選挙戦最後の大規模な街頭演説で、大地代表の鈴木宗男、石川知裕両衆院議員も参加した。
松山氏は「帯広市は皆さんが株主で、市長選は株式会社・帯広の代表取締役を決める。経営手腕がある米沢さんにお願いしたい」と呼び掛けた。ヒット曲の「大空と大地の中で」「長い夜」も披露、集まった支持者を盛り上げた。
米沢氏は「全身全霊をかけて皆さんの帯広を強い幸せのまちにする。皆さんの力で勝たせてほしい」、三井氏は「これからの帯広・十勝を支える子供たちを守る」と訴えた。
松山氏は米沢、三井両候補の夜の個人演説会にも応援弁士として参加した。
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