北朝鮮の宋日昊・大使発言要旨【平壌共同】北朝鮮の宋日昊・朝日国交正常化交渉担当大使の高校無償化問題に関する発言要旨は次の通り。 民主党政権になり、自民党時代と違ってわれわれを刺激するような発言は中井洽国家公安委員長を除き、閣僚レベルでは出ていない。 ただし高校無償化の扱いは理解しがたい。在日朝鮮人は日本人と同じように税金を払っている。しかし今回、(4月1日の施行時点で)無償化から朝鮮学校を除外することになった。(民主党政権の対北朝鮮政策は)自民党時代の非友好的な政策を踏襲し、さらに後退している。在日朝鮮人子女への過酷な心理的圧迫で、孤立感を与える深刻な民族差別だ。 植民地時代の創氏改名や民族同化のようなものが、日本に根深く残っているのではないかと感じている。一日も早く、無償化されることを期待したい。無償化されれば、政権が代わって新しくなったと受け止め、こちらとしてもやるべきことをやる。期待は崩していない。 黄長ヨプ・元朝鮮労働党書記の日本訪問は、民主党の政策というよりも、個別的な行動で、民主党政権自体の政策ではないとみている。 【共同通信】
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