アイスランドの火山噴火による欧州便の欠航でニューヨークに足止めされたノルウェーのイェンス・ストルテンベルグ首相は、アップルの新製品iPadを使って職務を遂行した。
ノルウェー関係者が「空港で仕事をする首相」というタイトルでiPadを使って執務にあたる首相の写真をインターネット上に投稿した。当のストルテンベルグ首相もCNNのインタビューに対し、職務にiPadを使用したことを認めた。
ストルテンベルグ氏は、「首相にとって海外渡航はごく普通のことだ。今回もいつも通りの渡航で、日程が予定より数日が延びたにすぎない。今はインターネットや携帯電話があるから問題ない」とし、「iPadも使っており、非常に重宝している」と付け加えた。
火山灰の影響で足止めを食っている他の多くの旅行者と同様に、ストルテンベルグ首相も代替の帰国ルートを模索した。その結果、スペインのマドリードまで飛行機で行き、そこから陸路でノルウェーに入るルートを見いだした。
「欧州北部の大半の空域が閉鎖されており、帰路はほとんど陸路になると思う。そのため、帰国は17日以降になってしまうだろう」(同氏)