【社会】豊川で一家5人刺され2人死亡 30歳長男逮捕2010年4月17日 13時03分
17日午前2時15分ごろ、愛知県豊川市伊奈町、会社員岩瀬一美さん(58)方で家族5人が刃物で相次いで刺され、岩瀬さんと孫の金丸友美ちゃん(1つ)が死亡した。妻の正子さん(58)と三男の内縁の妻の金丸有香さん(27)が首を切られ重傷、友美ちゃんの父親で三男の岩瀬文彦さん(22)が軽いけがをした。豊川署は殺人未遂の疑いで岩瀬さんの長男の高之容疑者(30)を現行犯逮捕。容疑を殺人に切り替えて調べる。 豊川署によると、岩瀬さんは首やこめかみ付近を、友美ちゃんは額や左肩などを刺されていた。 同署によると、高之容疑者は、2階で寝ていた正子さんを懐中電灯で照らし「おれのインターネットを解約しのはだれだ」と怒鳴り、1階台所から包丁を持ち出して正子さんと隣で寝ていた友美ちゃんを刺した。さらに1階で寝ていた岩瀬さんと、文彦さんと金丸さんを刺したとされる。その後、高之容疑者は2階自室の布団にライターで火をつけて逃げたという。自宅は2階部分が焼けた。岩瀬さん方は7人家族で、次男(24)は外出していた。 金丸さんが近所のアパートに駆け込み、住人が通報。駆け付けた署員が、自宅近くにいた高之容疑者を取り押さえた。 高之容疑者は「父にインターネットを止められた。家が燃えてしまえと思った。家族を殺してやろうと思った」と話しているという。 現場は東海道線西小坂井駅近くの住宅街。 (中日新聞)
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