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ページ更新時間:2010年4月18日(日) 09時40分
豊川で一家5人殺傷、長男逮捕
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愛知県豊川市の住宅で、一家5人が30歳の長男に刺され、幼い子どもを含む2人が死亡する事件があり、長男は殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されました。
事件があったのは、豊川市伊奈町の会社員岩瀬一美さん(58)の住宅です。
17日午前2時半頃、同居する三男の内縁の妻が、現場近くのアパートに助けを求めに来ました。
警察官が駆けつけると、岩瀬さんの家で布団などが燃え、一家5人が包丁で刺されていました。
このうち岩瀬さんは、搬送先の病院で死亡、焼け跡から孫の金丸友美ちゃん(1つ)の遺体が見つかりました。
また岩瀬一美さんの妻と、三男の内縁の妻が首を刺されて重傷、22歳の三男も軽いけがをしました。
5人を刺した疑いで逮捕されたのは、岩瀬さんの長男で、無職の高之容疑者(30)です。
高之容疑者は、1階の台所から包丁を持ち出し、部屋で寝ていた両親らを次々と刺したということです。
その後、高之容疑者は、自分の部屋の布団に火をつけて逃げましたが、すぐに現場近くで見つかり、殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されました。
調べに対し、高之容疑者は「父にインターネットを止められた。家族全員を殺してやろうと思った」と容疑を認めています。
近所の住民らによると、高之容疑者は、中学を卒業後、地元の製菓工場で働いていたが、1年ほどで辞めてからは、出歩くこともほとんどなかったということです。
さらに三男夫婦が同居するようになった1年ほど前から、いさかいが絶えず、豊川警察署によると兄弟げんかなどで、今週、家族から2度の110番通報があり、警察も出動していました。
警察は今後、容疑を殺人に切り替えて詳しい経緯を追及する方針です。(17日18:37)