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火山灰、南欧にも広がる=23カ国で空港閉鎖・飛行禁止−政治への影響も拡大

火山灰、南欧にも広がる=23カ国で空港閉鎖・飛行禁止−政治への影響も拡大

 【ベルリン時事】アイスランド火山噴火の航空網への影響は17日、イタリアやクロアチア、セルビア、ルーマニアをはじめとする南欧やバルカン諸国にまで及び、23カ国が飛行禁止空域の設定や空港閉鎖などの措置を取った。
 火山灰は東方にも広がっており、ベラルーシで一部の旅客便が欠航した。一方、西欧でも事態は改善されず、ロンドンのヒースロー空港、パリのシャルル・ドゴール空港、ドイツのフランクフルト空港の欧州三大空港は、閉鎖されたままとなっている。
 欧州航空管制機関ユーロコントロール(本部ブリュッセル)によると、1万7600便が運航を取りやめた16日に続き、17日も1万7000便が欠航となる見込み。同機関は、少なくとも18日午前までは火山灰の影響が続くとの見通しを示した。
 日中両国がスペインで17、18の両日開かれるアジア欧州会議(ASEM)財務相会合への出席を見送るなど、政治への影響も拡大。アフガニスタンを訪問していたドイツのグッテンベルク国防相は帰国できず、急きょトルコのイスタンブールに立ち寄った。(2010/04/18-01:24)


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