人気AV女優でタレントの蒼井そら(26)のツイッターに中国人からのアクセスが殺到していることが17日、分かった。中国では水面下で日本でのアダルトビデオが大人気。当局によるネット検閲をかいくぐり、“交流”しようとする中国人ユーザーが殺到。「中日交流の偉大な進展」(中国人ユーザー)などと、数年前の反日感情の高まりがウソのような盛り上がりを見せている。エロは世界を救うのか!?
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不特定多数の人々(ユーザー)が結びつくとして、当局による規制でネット検閲の対象となり、遮断されているはずのツイッターで、人気AV女優にアクセスが集中する“事件”が起こった。
発端は11日。中国側で蒼井のツイッターIDが流れたとみられ、検閲をかいくぐってアクセスする人(フォロワー)が殺到。それまでは1000人ぐらいだったのが、13日に2万人を突破。17日には約4万5千人に急増した。
所属事務所によると、蒼井のツイッターにアクセスする人はほとんどが中国人。「9割ぐらいでしょうか」という。蒼井自身も「海外票(返信見るからに特に中国圏)が多いみたいです」などと驚きを隠せない。
中国では当局の規制をかいくぐり、日本のアダルトビデオが水面下で大流行。海賊版が横行している。
蒼井のツイッターには、「あなたさまのおかげで中日友好は偉大な進展を成し遂げた。ノーベル平和賞に値する」「中日交流の偉大な進展」などと絶賛する中国人ユーザーの書き込みも。日中両国のユーザーがリツイート(ほかのユーザーに発言を伝達する)するなど、数年前に中国であった反日感情の高まりが信じられないような友好ムードが席巻する“事件”となっている。
あまりの中国側の過熱ぶりに、香港のケーブルテレビ「CEN」も蒼井を取材に駆けつけ、15日に映像がオンエアされると大きな反響を呼んだという。
元AV女優の紅音ほたるのツイッターにも中国人ユーザーが殺到する現象が起こっている。