アメリカで携帯電話を使っている人なら、1度は経験する”間違い電話”や”セールス電話”といった「迷惑電話」。
日本の場合、たまにかかってくるとしても、それほど多くはありませんよね。
何故、迷惑電話が多いのでしょうか?
●「間違い電話」が多い理由
「間違い電話」が多い理由は、アメリカでは携帯電話が慢性的に不足していることがあげられます。
日本では、携帯電話番号用に「0×0-」から始まる11桁の番号を用意し、固定電話番号と区別をしていますが、アメリカでは、携帯電話と固定電話を区別していません。つまり、携帯電話番号用に新たに発番せず、固定電話で用意されている番号を、携帯電話番号用に利用しているのです。
(話はそれますが、、、固定電話と携帯電話番号が同じため、アメリカでは、固定電話から携帯電話にナンバーポート(番号の移行)をすることも可能なんです!)
そのため、例えば、あなたが今利用している携帯電話番号を利用停止すると、30日後には、すぐにその番号は「使われていない携帯電話番号としてプールされ、31日後には別の人のものになってしまう、・・・ってこともありえるのです。アメリカでは番号が不足しているので、利用されていない携帯電話は即時に利用されてしまいます。
●「セールス電話」が多い理由
現在ご利用の携帯電話番号に、見覚えのないセールス会社からセールス電話が多くかかってきている場合、その携帯電話番号の前の利用者があらゆるサイトやサービスに携帯電話番号を登録し、そのまま削除せずに解約してしまったと思われます。
テレマーケティングが主流のアメリカにおいては、携帯電話番号といった情報は企業にて購入することができます。
そのため、そのセールスリストにあなたの利用している携帯電話番号が掲載されていた場合、たくさんの企業からセールス電話がかかってしまうのです。
これら迷惑電話が多くても、日本の携帯電話ならば、受信料金は課金されないので、「うっとおしいなあ」程度で済むかもしれません。でも、アメリカの場合、受信料金もしっかり取られてしまう・・・。
これは頭の痛い話です。