自爆テロか 住民40人余死亡
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自爆テロか 住民40人余死亡

4月17日 22時16分

パキスタン北西部で、イスラム過激派に対する政府の軍事作戦によって住む場所を追われた住民が避難民の登録手続きを行っていたところ、自爆テロとみられる爆発が起きて40人余りが死亡しました。

パキスタン北西部のコハートで17日、政府の軍事作戦によって住む場所を追われた300人余りの住民が、避難民として政府の認定を受けるため屋外で手続きを行っていたところ、2度にわたって大きな爆発が起きました。現地の警察によりますと、この爆発で41人が死亡し、60人以上がけがをしました。住民の中には、イスラム過激派に対抗する政府寄りの自警団のメンバーが大勢含まれていたということで、警察は過激派が住民の間に紛れ込み、身につけていた爆発物を爆発させた自爆テロとみて調べています。パキスタンでは政府の軍事作戦に反発する過激派のテロが各地で相次いでおり、今年もすでに300人以上の市民が犠牲になるなど、治安の悪化に歯止めがかからない状況が続いています。