ゲストさんログイン

ウェブ検索

連日更新!スポーツ総合サイト

北島、準決1位通過も焦り「スカッとしない」…競泳

2010年04月18日08時07分 / 提供:スポーツ報知

スポーツ報知

 ◆競泳 日本選手権第5日(17日、東京辰巳国際水泳場) 2年ぶり出場で無冠の危機にある五輪王者の北島康介(27)=日本コカ・コーラ=が、最終種目の男子100メートル平泳ぎ準決勝を1分0秒41で首位通過し、18日の決勝に進出した。ここまで50メートルで2位、200メートルは4位で、8月のパンパシフィック選手権(米カリフォルニア州アーバイン)での代表復帰に向けがけっ縁の北島は、最終日(18日)に優勝を目指す。

 スカッとさわやかとはいかなかった。予選、準決勝ともに首位で通過した北島だったが「泳ぎがスカッと終われない」と首をひねるばかり。いら立ちも隠せず報道陣からの「不安はあるのか?」との質問には顔をムッとさせた。200メートル決勝では準決勝のタイムより48秒も遅かったことを「スコテン(ひどく)記録落としてるし」と、北島らしい言葉で表現。「これで普通の精神状態でいろっていう方が無理だな」と、ピリピリになった。

 200メートルを4位に終わり「がけっ縁」と危機を感じた。代表復帰の懸かるレースは100メートルだけ。8月の代表切符を得るためのノルマは「2位以内」。ライバルは2種目制覇の立石諒(慶大)と、末永雄太(チームアリーナ)。その2人を準決勝で抑えたが、安心はできない。北島も「問題は明日(決勝)」と焦りを隠せなかった。

 予選は一人だけ1分0秒台で1位突破。準決勝では前半50メートルの手のかきのストローク数を二つ減らす16回で予選より0秒48短縮する1分0秒41でゴールしたが「ツボに入れない。完ぺきじゃない」と納得できなかった。

 2年のブランクを背負い半年間の準備期間で出場。50メートル予選では日本新を出したが2位に終わり、本来持つ強さはまだ見せていない。「きちんと前でつかんで水に乗っていく感覚をつかみたいが、ギャップがある。その差を埋めるのに必死」。悩む帝王は危機脱出に15日の200メートル決勝後、平井コーチに指示を仰ぎ「レース前から不安が顔に表れてるぞ」と、言われた。

 恩師は「ここにくるまでの練習の積み重ねがなかったところに根本がある」と指摘したが「ただ、今はそれどころじゃない。グッと目標も下がり屈辱的だろうが、明日は代表入りを目指してほしい」と、言われた。

 100メートルは、休養する前の2008年まで9連覇した種目。3種目で無冠となれば、1999年以来の屈辱となる。06年では50メートル、200メートルで無冠のまま100メートルで優勝を決めた。「こんな経験は初めてじゃない。明日(18日)は順位や記録関係ない。自分の泳ぎをするだけ」と北島。起死回生なるか。

 【関連記事】
北島、下位ランクのエントリーに「ショック」…競泳
高速水着が禁止された日本選手権…日本水連
帰国の北島「楽しみ」…13日から日本選手権
東京辰巳国際水泳場北島康介日本コカ・コーラ を調べる


【注目】あなたのランニングライフをサポート!「走ログ」で世界一周を目指そう!

関連ワード:
競泳  北島康介  水泳  カリフォルニア  帝王  

Ads by Google

コメントするにはログインが必要です
ログインしてください
投稿

関連ニュース:競泳

関連商品

Yahoo!ショッピング

その他アクセスランキング